mixiユーザー(id:13098104)

2020年07月02日16:36

358 view

三笠に行く

純子が「十勝正直村」の豆腐が食いたいと言うので安平町に行ってきた。

安平フーズという会社が作っているのだ。

その工場の真向かいのスーパーで以前買ったことがある。

札幌ではあいの里の東急ストアーで売っていたのだが、最近売っていないのだ。

それで安平のスーパーまで行ったのだが、陳列棚に安平フーズの「姫豆腐」が置いていない。

それで向かいの工場を見たら灯りがついていないし階段の前に草が生えている。

ドアの張り紙を見ると倒産したらしいことが令和元年10月1日の日付で書かれている。

ここの寄せ豆腐は絶品の味だったのに残念だ。

俺が美味しいと思う店ほど潰れてゆくのは何故なんだろう。

仕方なく安平の道の駅に行き不揃いのミニトマトを買い、家に帰って食べてみたらこれがやたらと甘くて美味しい。

それで翌日又買いに行く。

そのまま帰宅するのもツマラナイので三笠の道の駅に寄ってみた。

純子は「何も見るものが無いよ」と言ってたのだが、いつの間にか改装されていて食べ物屋がたくさんできていた。

以前からあるマイクロバスでの焼鳥の販売も行われていて長蛇の列を作っている。

ここいらだと美唄焼き鳥になるのかな。

純子がケーキやら豆腐を買っている時にレジに置いてあるパンフレットを見ると「三笠鉄道記念館」と「三笠市立博物館」と「ciel(三笠市文化芸術振興促進私設)」のパンフレットで、割引券が付いている。

買い物をすると貰えるそうなので二枚貰い、先ずは博物館に向かう。

途中左手に三笠高校があり、真向かいに「ciel」がある。

三笠高校には将来義理の姪っ子になるかも知れない子が在校していて、何故わざわざ三笠高校に下宿してまで入学したのだろうと不思議に思っていたのだが、「ciel」の入り口の「三笠高校生レストラン」の看板を見て納得した。

彼女の父は洋食のコックで、三笠高校では生徒が「ciel」のレストランで料理の実習をやって販売しているのだ。

父親と同じ道に進むために三笠高校に入ったのだろう。

入ってみたかったが時間がなかったので今回はパス。

ずうっと山の中を走って三笠ダムの手前に、ようやく博物館の建物を見つける。

建物の屋上から巨大イカを飲み込もうとしているティラノザウルスと首長竜が覗いている。

受付で入場料を払う時に割引券を出すと450円のところがなんと100円になってしまった。

入る前に「ここは俺が払うから」と太っ腹な事を言ってみたのだが、100円では恩着せがましかった。

館内には大小のアンモナイトの化石が立ち並んでいた。

貝の直径2メートルの模型もある。

三笠の地層は蝦夷層群という。

今から8000万年前、日本列島はユーラシア大陸の東端だった。

大陸に平行に海溝があり、海洋プレートが潜り込んでいた。

雪を壁にスコップで押し付けると壁に沿って雪山が出来る様に、海洋プレートが沈み込んでゆく時に上に乗っかっている堆積物が大陸側に押し付けられる。

これを付加体と云うのだが、壁と雪山の間に窪みが出来るように、付加体と大陸の間に浅い海が出来る。

その浅い海に堆積した泥や砂から出来ているのが蝦夷層群で、北海道の南から浦河、鵡川、穂別、夕張、三笠、小平、中川、宗谷岬、を通ってサハリンまで続いている。

その白亜紀の浅い海に居た生物の化石がこれらの地域から出てくる。

https://www.city.mikasa.hokkaido.jp/geopark/detail_sp/00003377.html

昭和51年に恐竜の頭部らしきものが発見され、ティラノザウルスの様な獣脚類と思われてエゾミカサリュウと名付けられた。

その頭部のレプリカだと思うものが展示されている。

が、その後の調査によって新種のモササウルスの頭部であると判明した。

モササウルス、翼竜、首長竜、魚竜は系統分類で言えば恐竜ではない。

むしろ雀の方がティラノザウルスに近い。

空知集治監や幌内炭鉱の展示室もあった。

最初来たときには他に誰も入館者が居なかったが、帰る頃には他に2組くらいの見学者が居た。

博物館を出てから鉄道記念館へ向かう。

こちらもかなり山の中だ。

入場料は割引で、やっぱり100円。

明治の初期に幌内炭鉱の石炭を小樽港から船で内地に運ぶために鉄道が敷設された。

室蘭港まで鉄道を敷設する計画もあったが、建設費が嵩むため幌向まで鉄路を敷き船に積替え、石狩川を下って小樽港に運ぶ計画に変更したが、幌向が谷地だったのと石狩川が冬季に凍結のため利用できなくなるということで、小樽まで直接鉄道を敷いて手宮の石炭桟橋から船に積み替えるという方法にした。

館内にはSLが3機、SLの模型が沢山飾られていた。

貰ったパンフレットによるとSLの運転体験や、トロッコ鉄道にも乗ることが出来るみたいだ。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する