メキシコでは伝統的に盗めるものは盗んでおいたほうがまちがいがない、とくに国のものは盗まなくては。
なぜだろうか。
国のオエライさんは、もっと派手にガメているのだし。
通りの電線から電気を盗むのは当たり前。
石油大国メキシコ、石油のパイプラインがあちこち、ちょっと穴をあけて盗んだからといって、なんのバチがあたろうか?
石油公社のオエライさんたちはどのくらいガメていることか。
ところがメキシコが新政権になり、清廉さを売り物にしようとしている。
さあ、みんなまじめに働こう、手に汗を、みんなが喰いっぱぐれしないように政府はがんばりますから。
さあ、ここで国民はどこまでがんばれるか。
メキシコも格差がひどい、貧富の差ばかりでなく、都会と地方の差も愕然とする。
地方のひとは、おいそれと政府の望むようには動いてくれないようだ。
政府はどこまで国民を説得できるか。
パイプラインの炎上事故、現時点で死者は85人。
嘆かわしい事態に社会は揺れるが、それでも意見が二分もされている。
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