「運命の絵 なぜ、ままならない」
中野京子
文藝春秋
名画に描き込まれた、また裏に隠された運命を紹介する一冊。
シリーズの3作目。
エドワード・マシュー・ヘイル「プシュケと玉座のヴィーナス」
こんなに美しくないヴィーナス、中々ないですよね。
ゴヤの「マドリード、1808年5月2日」などは、つい先日大塚国際美術館で観てきたばかり。タイムリーでした。
最後のルクレツィアの物語は本当に酷いな。
『常に男性の味方であり続けてきた非フェミニストの筆者としては』の後に続く文章、めっちゃくちゃ皮肉に溢れていますよね(笑)
ハントのところでも、力強くグッジョブ!言ってますしね。
それからこのシリーズ、タイトルの下に題材の名画が小さく載せてあるのがありがたい。
いちいちページをめくって絵を見る回数が減らせるので。
今回も面白かったです!
(新)
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