「ナニワ・モンスター」
海堂尊
新潮社
関西最大の都市浪速で新型インフルエンザ『キャメル』が発生する。
経済的封鎖による壊滅的打撃、裏で蠢く巨大な陰謀。
ナニワの風雲児・村雨府知事はこの危機を打開できるのか。
現場の医療従事者を想像をすると、胃が痛くなるパンデミック小説。
しかしスカラムーシュ・彦根が登場すると話がでかくなるなぁ。
舎人町のシステムは素晴らしすぎて涙が出そう。
電子カルテの情報共有が出来れば、雑事が半分はなくせるだろうな。
まだまだ陰謀の前哨戦といった今作。
今後の動きが気になるのはやっぱり斑鳩室長かな。
この国の医療が完全に息の根を止める前に、何とかしていきたいものですが…。
(古)
ログインしてコメントを確認・投稿する