「陰陽師 蒼猴ノ巻」
夢枕獏
文芸春秋
陰陽師シリーズの13冊目。
10話の短編が収録されています。
「鬼市」
初っ端から兼家。ほんっとこいつ懲りねぇなぁ。
まぁ晴明からしたら、いいお得意さんなのかもしれませんが。
「からくり道士」
最後まで照れてる志和殿がかわいい。職人気質のお人なんでしょうね。
「蛇の道行」
珍しく、晴明が悩むお話。傍に博雅がいてくれて良かった。
「月の路」
今回、最高に好きな話。
博雅と蝉丸殿をはべらせちゃう晴明、羨ましすぎでしょ。
蝉丸殿の機転が最高に格好良い!
そしてとどめの……百合ーーーっ!!!
予想だにしなかった展開に大興奮でしたわ。
「仙桃奇譚」
このシリーズの蘆屋道満はほんと格好良いんですよね。
物語によって様々な解釈がありますけれども、あそこで踏みとどまる夢枕版の道満が私は大好きです。
(図)
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