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2021年07月29日23:24

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急性白血病とは?

岡村孝子がさい帯血移植から2年を報告「マイペースで活動できるまでに」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6610044

骨の内部にある骨髄には、全ての血球をつくり出す“造血幹細胞”があり、造血幹細胞には、骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞があり、骨髄系幹細胞が増殖分化すると赤血球、白血球(顆粒球・単球)、血小板がつくられ、リンパ系幹細胞が増殖分化すると最終的にT細胞、B細胞、NK細胞がつくられます。最終分化した細胞は、細胞ごとに一定の寿命がきて死滅します。この造血幹細胞のはたらきにより、ヒトが生きている限り、血球は365日24時間つくり続けられます。

未分化な血液細胞で、何らかの遺伝子異常が一つ、あるいは複数重なった形で起こると、血球の分化が停止し、分化が止まったレベルで血液細胞が増殖し続けることで白血病を発症します。このように分化が止まって増殖し続ける細胞は、芽球(白血病細胞)と呼ばれます。骨髄系幹細胞で分化が止まった場合は“急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia:以下、AML)”、リンパ系幹細胞で分化が止まった場合は“急性リンパ性白血病(acute lymphoblastic leukemia:以下、ALL)”と呼ばれます。

骨髄で白血病細胞が増殖し、正常な血球をつくれなくなると、体に症状が現れ始めます。具体的には、赤血球が減少することで貧血になったり、血小板の減少により出血が起きたり、白血球が減少することで感染症にかかったりします。出血や感染症は、重症化すると命に関わることがあります。

AMLとALLの発症メカニズムに大きな違いはないが治療に使用する抗がん剤が異なります。また、AML、ALLともに脳や脊髄などの中枢神経へ白血病細胞が浸潤する可能性がありますが、ALLはその傾向がより強いという特徴があります。AMLの発症頻度は10万人あたり2〜3人ほどで、10万人あたり1人ほどのALLと比較すると、AMLのほうが患者数は多いです。

白血病が見つかるきっかけ—​​おかしいなと思ったら放置せずに病院へ行くことをお勧め。
急性白血病の場合は、白血病細胞が増えるスピードが速く分裂が盛んです。そのため、早期発見することは難しいことがあり、基本的には倦怠感や発熱、息切れ、動悸などさまざまな自覚症状が出て病院を受診し、血液検査を受けることで発見につながるケースが多いです。急性白血病は進行スピードが速いため、分かり次第速やかに治療を受ける必要があります。体調不良が続き改善が見られないようであれば、放置せずに受診することが大切です。

一方、慢性白血病(慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病など)の場合、初期は無症状のことが多く、健康診断や検診で見つかることが多いです。
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