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2021年01月18日07:08

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なぜアスリート・スポーツ選手は引退すると太るのか?

「このままいくと死んでしまうかも」 清原和博、“激太り”で体重138キロ&体脂肪41.2%になり人生初の大幅減量を誓う
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=6379772

■アスリートを引退すると健康管理への意識が薄れるから

現役アスリートであれば身体の状態に対しての意識はとても高いでしょう。
毎日、身体のケア、トレーニング、食事管理、生活管理などを行います。
また、自分の今の身体の状態はどうなのか、どうすればよりベターな状態になるのかと1日のうちの長い時間をかけて身体と向き合っています。
しかし、競技を引退すると自分の身体と向き合う重要度は下がり、そこにかける時間も無くなります。
だから、太ったり痩せたりしても特に気にならず、気付いたら肥満になっていたという状況になるのです。

■アスリートとしての厳しい競技生活の心理的な反動による生活の乱れ(バーンアウト)

アスリートには大きなストレスがかかっています。先に挙げたような節制した生活を続けること、競争の中で結果を出さなくてはいけないこと、厳しい練習に耐えなくてはいけないこと、それらを普段の生活と両立しなくてはいけないこと…など。
いくら好きで始めたスポーツであっても、プロや競技の世界で生きれば精神的に疲弊します。すると、その反動が引退後の生活に現れます。生活リズムが狂ったり、食生活が崩れたりと抑制されてきたものがはじけるような感覚になります。だから、引退後に過食や拒食になり、体型が大きく変わるのです。

■アスリートを引退すると運動量が減りカロリーオーバーになるから

現役アスリートであれば競技の練習やトレーニングなど運動量は申し分ないほどあります。そのため、いくら食べても足りないほど高い消費カロリーがあります。しかし、競技を辞めて運動しなくなってもその食事量を変えなければ、摂取カロリー過多(カロリーオーバー)になります。この消費カロリー(基礎代謝+生活・運動消費+食事誘発性熱産生(食事をすると発生する熱))よりも摂取カロリー(食事量)が多くなれば太るのは当たり前です。このようなケースはとても単純ですが意外と多く、カロリーオーバーの食生活を続けてぶくぶくと太っていくのです。

■現役アスリート時代の激しいトレーニングで身体が省エネモードになっているから

アスリートは日々の厳しい練習やトレーニングによって強い身体を作り上げるだけでなく、なるべくエネルギー消費を抑える体組成へと変化していきます。特に有酸素運動を長時間・高頻度で行う競技では、身体の持久力を高めるために筋組成が瞬発性の高い速筋線維から持久性の高い遅筋線維へと置き換わります。すると、エネルギー消費(熱生産)に関わる器官が多い速筋線維が減り、少ない遅筋線維が増えるため、省エネな身体へと変化します。アスリートとしては省エネな身体であるのはパフォーマンスを長時間持続するために良いことですが、引退後は消費カロリーが少ない=太りやすい身体になってしまうのです。
■運動とカロリー制限では短期的な体重のコントロールしかできないから

アスリートは現役時代に豊富な運動量と節制された食生活で体重や体組成をコントロールします。先にも述べたように運動量(消費カロリー)と体重、食事量(摂取カロリー)と体重には相関関係があります。運動量が増えれば体重は減る傾向にありますし、食事量が増えれば体重が増える傾向にあります。しかし、これは相関関係であり因果関係ではありません。そのため、運動とカロリー制限だけでは根本的な肥満予防は出来ないということです。もちろん、アスリートのように毎日のようにそれらを続けていれば話は別ですが、引退後もそれを継続するというのは難しいのは明らかでしょう。

■アスリートは引退後の体重増加に注意!肥満がもたらす害とは?

ここまで、アスリートやスポーツ選手が引退後に太る理由についてみてきました。
引退後のアスリートが太りやすい原因が理解できたでしょう。しかし、「別に競技を辞めた身なのだから太っていたっていいじゃないか!」という声が聞こえてきそうなので、ここからは肥満がもたらす健康への影響についてみていきましょう。結論から言うと、肥満は多くの病気の要因になります。例えば、わかりやすいもので言うと年齢と共に骨・関節・筋肉が衰えていくにもかかわらず肥満体型であれば腰痛や膝通などの関節障害を起こします。さらに、高尿酸血症から痛風をまねいたり、脂肪肝やすい炎を促進したり、睡眠時無呼吸症候群になったり、多くのがんのリスクを高めたりと、生死にかかわる大きな影響を及ぼすこともあります。特に、生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)を発症しやすく、それらを併発するメタボリックシンドロームとも肥満は大きく関係しています。

生活習慣病は、放置しておくと血管に異常を起こし、心筋梗塞や脳卒中などの死に至る病気の原因にもなります。つまり、肥満というのはただ見た目の問題だけではなく、健康や生死に直接かかわる問題なのです。

■まとめ

現役時代に素晴らしい成功を収めたスポーツ選手が引退後に肥満体型になっている現状をみると、少し寂しい気分になるものです。やはり、憧れの対象となるアスリートにはいつまでも格好良くあって欲しいものです。また、個人としてもやはり太りすぎは百害あって一利なしです。引退後も適正な体型を保つことが、全ての人にとってプラスになるのではないでしょうか。
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