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2021年01月15日03:38

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サイゼリヤとは?

■外食大手の支援金対象外、官房長官「基本的に都の判断」
(朝日新聞デジタル - 01月14日 16:28)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6376685

株式会社サイゼリヤは、イタリアンファミリーレストランチェーン「サイゼリヤ」を運営する企業。「サイゼリア」と間違えられることもあるが、正しくは「サイゼリヤ」である。

現在の会長である正垣泰彦が、東京理科大学在学中にアルバイトをしていた渋谷食堂のコックに「おまえ、食べ物屋の素質がある。独立してやってみたらいい」と諭され創業を決意、父親に「レストランをやらせたい人がいるんだけど、いい所はない?」と相談し、自分が創業するのを伏せて、千葉県市川市八幡にあるフルーツパーラーを購入してもらい、洋食店に変えて「サイゼリヤ」を創業する。しかしその9カ月後にやくざ同士のけんかがもとで、火事で店が全焼、休業となる。休業期間中に正垣は、これからはイタリア料理の人気が出ると判断し、洋食店からイタリア料理専門店に転換して店を再開したが、客足はぱったりと途絶えてしまった。正垣は、その原因は価格にあると考え、メニューを全て7割引で販売するという行動に打って出る。この判断が見事的中し、「サイゼリヤ」は行列が出来るほどの大繁盛となった。「この方針ならば売れる」と確信した正垣は、サイゼリヤを低価格路線に乗せ、現在の地位を確立していくこととなる。この店舗は2000年2月に閉店したが、千葉県中小企業家同友会市川浦安支部の協力もあり、現在はサイゼリヤ1号店教育記念館として保存されている。事前に同友会に連絡すれば記念館の見学ができる(土日に関しては連絡なしでも見学できる場合あり。なお、営利目的での使用は出来ない)。

1973年(昭和48年)5月、正垣は株式会社マリアーヌ商会を市川市八幡に設立。それまで営業していた「レストランサイゼリヤ」のチェーン展開を開始し、千葉県を中心に出店を続けた。1987年(昭和62年)、商号を株式会社マリアーノに、1992年(平成4年)には株式会社サイゼリヤに変更した。

2013年11月には国内1000店舗出店を達成(ファミリーレストラン業界ではガスト以来となる)。出店形式はビルイン型・ロードサイド・ピロティ型のほか、商業ビル・駅ビルテナント出店など、好立地なら物件を問わず、特に首都圏への出店を積極的に続けている。また、他社の競合店などが撤退した店舗に出店する際はその建物や看板など既存設備を利用するため、店舗の設計やロゴマークが描かれたポールサインの形状は多彩である。

また、2005年(平成17年)8月24日から、ファストフード店の「イート・ラン」を運営していたが、2010年に全ての店舗が閉店した。このほか、ファストカジュアル店の「スパQ&TacoQ」「サイゼリヤEXPRESS」の運営も行っていたが、こちらも2020年現在現存しない。一方で、新たにファストフード店の「Spaghetti Mariano(スパゲッティ マリアーノ)」の運営を2016年から開始している。

2006年(平成18年)10月に発表されたサイゼリヤの既存店売上高が8年ぶりにプラスを計上した。2006年8月期の既存店売上高は前期と比べて3%増(客数が2.1%増、客単価も0.8%増)となった。既存店の業績低迷について従来は新規出店による売上げの増加でカバーしてきたが、メニューの品質向上やサービス向上などの成果が各店の固定客と売上げの増加に繋がったとされる。

出店の遅れていた九州・山口地方も2010年(平成22年)の福岡県出店を皮切りに、山口県には2013年11月に、佐賀県には2017年12月に、熊本県にも2018年11月にそれぞれ初出店している(が、福岡県に関しては筑豊地方・筑後地方には2013年11月現在も未出店)。北海道については1992年(平成4年)に新札幌駅ビル内に初出店以来全く出店していないため1店舗しかなかったが、約20年ぶりに2号店を2012年6月7日に札幌駅北口店をオープンし、本格的な店舗展開を開始した。

店舗
三大都市圏を中心に展開している。2020年(令和2年)8月現在、未出店の都道府県は北東北(青森県・岩手県・秋田県)・山陰両県・四国・福岡県、佐賀県、熊本県以外の九州及び沖縄県。

現行店舗及び、最新の出店都道府県については、「サイゼリヤ公式サイトの店舗情報」を参照

特徴
徹底したコストダウンを通じて低価格メニューを充実させ、近年苦戦が続く外食産業の中でも注目を集める。

主要な客層は若年層で、「サイゼ」の愛称で親しまれている。

店舗展開については一定の領域に集中して開設して行く地域ドミナント方式を基本とする。これは特定の鉄道路線や幹線道路に沿って順次新店舗を展開して行く路線ドミナントと異なり、一定の面積における外食企業としての優位性確立を企図したものである。その例として、2016年11月現在山手線では池袋駅の東から日暮里駅の西までの間には全く店舗が存在しないような展開態様に見て取れる。

また、全店でのドリンクバー導入に加え、グラタンやピザ・ドリアなどのテイクアウト可能な料理を「お持ち帰りメニュー」として提供している。アルコール類では、十数種のワインを備えて他のチェーン店との差別化を図っている。

店舗内装
店舗内装の側面にはルネサンス期の絵画が飾られるほか、天井などにイタリア・ルネサンスを連想される絵が描かれている。 低価格メニューを主力にしているが、内装・調度品などを工夫し、利用客が食事を楽しむ空間を提供している。

内装に用いられるルネサンス絵画は以下のもの。

フラ・アンジェリコ『受胎告知』(1437年から1446年頃制作)
サンドロ・ボッティチェリ『プリマヴェーラ』(1482年頃制作)
サンドロ・ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』(1483年頃制作)
ドメニコ・ギルランダイオ『最後の晩餐』(1482年/1486年制作)
ミケランジェロ・ブオナローティ『アダムの創造』(1511年頃制作)
ラファエロ・サンティ『システィーナの聖母』より2天使像(1513年から1514年頃制作)

運営会社
株式会社サイゼリヤは2018年8月現在、イタリア料理「サイゼリヤ」を国内1,085店舗のほか、海外では384店舗を運営している。2003年(平成15年)6月に中国の上海市にて100%子会社の上海薩莉亜餐飲有限公司を設立したのを皮切りに、上海、南京、蘇州、広州、北京といった中国国内のほか、香港、台湾、シンガポールに店舗を展開している。

中国の広州市に全額出資の現地法人「広州サイゼリヤ食品」を設立した。2013年1月稼働の食品工場を運営し、広州市内の38店舗にピザやホワイトソースを供給する。資本金は300万ドル(約2億4,600万円)。サイゼリヤはこれまで中国本土の店舗運営を担う現地法人3社を北京、上海、広州で設立している。

企業方針
「日本を真に豊かな国にするお手伝いをする」を企業理念とし「スパゲッティをラーメンと同じ価格で提供」することを念頭に、ポピュラープライスと呼ばれる価格相応かつ期待外れに終わらない価格帯とメニュー構成で「安くて美味しいもの」を提供することをポリシーとしている。

なお、このポリシーは進出した中国でも受け継がれた。進出の際には「中国の人たちにイタリアンを安くておいしく食べてもらいたい」という設立主旨を徹底して訴え、合弁ではなく独立資本(100%出資)として認可された、国外資本では数少ない受け入れ例となっている。ちなみに、スパゲッティが9元(約144円)で提供されている。

生産・流通システムの構築を目指し、福島県白河市に100万坪のサイゼリヤ農場を持つ。またカミッサリー(食品加工・流通工場)を福島県・埼玉県・神奈川県(店舗も併設)・兵庫県に持つ。このほか日本国外の拠点として、オーストラリアのメルボルン郊外に40万坪の工場(サイゼリヤ オーストラリア Saizeriya Australia Pty. Ltd.)を設立し、2002年より生産を行っている。

関連子会社
サイゼリヤ オーストラリア(Saizeriya Australia Pty. Ltd.) - 食材製造。連結子会社
上海薩莉亜餐飲有限公司 - 上海市内での店舗展開。連結子会社
北京薩莉亜餐飲管理有限公司(2006年12月、上海薩莉亜餐飲有限公司に吸収され清算)
広州薩莉亜餐飲有限公司
Hong Kong Saizeriya Co. Limited(香港)
台灣薩莉亞餐飲股份有限公司(中華民国)
SINGAPORE SAIZERIYA PTE.LTD.(シンガポール)
株式会社アダツアーズ・ジャパン - 旅行業、食品輸入販売。元非連結子会社。2017年にグループから独立。

不祥事・事件

メラミン検出問題
2008年(平成20年)10月19日、サイゼリヤは自主検査により、中国のメーカーに生産委託していた冷凍ピザ生地の一部から微量(一日摂取許容量の60分の1、健康への影響なし)のメラミンを検出したため、厚生労働省に報告したと発表した。同年9月下旬に自主検査を始めたものの、他社でメラミン混入が相次いだこともあり、同年10月3日より使用するピザ生地を切り替え、同月16日に混入が発覚した。

同月21日、「対象のピザを食べた可能性のある客すべてに代金を返還する」と発表(返還期限は同月28日まで)したほか、東日本の542店舗でピザの販売を中止した。返還はレシートを持参しない場合も申し出があれば原則として返金に応じるとしたが、最終的な返還総額は予想の8千万円を大きく下回る1千万円程度であった。また、代金返還の過程で一部の客が飲食したことを偽り金を騙し取るという事件も発生した。なお、返還期限を過ぎた後も、レシートを持参した場合は返金に応じるとしている。

同年11月5日、中止していたピザの販売を一部店舗で再開したが、生地は国産のものに切り替えている。

デリバティブ巨額損失事件
2008年(平成20年)、BNPパリバ銀行と行った豪ドルの通貨スワップ取引で140億円の評価損を抱えた。11月21日にこの事実を発表、この取引がオーストラリア産食材の輸入に関する為替リスクを回避する目的だったものと釈明した。2009年(平成21年)2月10日にはこれを理由として創業者の正垣泰彦が社長退任を発表した。

結果、2009年(平成21年)8月期の通期連結決算は、売上高が前年同期比4.0%増、営業利益が同22.2%増にも関わらず、経常損益は69億円の赤字、最終損益は48億円の赤字を記録した。

非正規従業員のセクハラ被害と自殺
正社員をめざしていたサイゼリヤの定時社員だった20代の女性が自殺したのは、上司の男性副店長(当時)から体を触られるなどのセクハラに加え、罵倒や無視といったパワハラ、自宅に上り込まれるストーカー行為等を繰り返し受けた事が原因として、遺族が2015年7月21日に同社に対して計約9800万円の損害賠償を求める訴訟を東京地方裁判所に起こした。2018年3月15日に、サイゼリヤ社と遺族との間で和解が成立した。
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