〜外交官や映画監督、そして「勝手にしやがれ」の女優ジーン・セバーグの夫としての顔も持ち、1980年に拳銃自殺で最期を遂げたフランスの伝説的文豪ロマン・ギャリーの自伝小説「夜明けの約束」を、シャルロット・ゲンズブールと「イヴ・サンローラン」のピエール・ニネの共演で映画化。シングルマザーとして息子ロマンを育てるユダヤ系ポーランド人移民のニーナ。息子が将来、軍人として活躍した後、作家として成功すると信じる彼女は、息子の才能を引き出すために躍起になる。ロマンは、そんな母からの過剰な愛と重圧にあえぎながらも、母の夢をかなえようと決意。成長したロマンは自由フランス軍に身を投じ、病で生死の境をさまよった時も、ニーナからの激励の手紙が届き続けた。やがてロマンはパイロットとして活躍し、執筆した小説が出版され作家デビューも果たすことになるが……〜<映画.comさんより>
シャルロットはもちろんのこと『イヴ・サンローラン』から、そのハンサムぶりに注目していたピエールくんが出演なのですから、観ないわけにはいきません
いやあ〜、いい意味でも、とんでもないという意味でも、すごいお母さんだわ、ほんと。
「画家はダメ。死んでから才能を認められても意味がない」
「負けちゃダメ」「止めちゃダメ」「諦めちゃダメ」「死ぬなんて許さない」
とにかく、ダメ、ダメ、ダメ。
しかし、ピエールくんが出てくるのが遅くて、待ちくたびれて、🦒になりそうでした。
ニーナのロマンへの愛(?)が過剰すぎて、あちこちで失笑を買う。
個人的に爆笑した場面
ロマンは、フランス空軍に入隊するため、列車に乗り込むんだけど、ニーナが見送りに来てるの。
で、いざ、列車が出発するっていう時、最後に手を振ろうとしたら、ニーナの姿がプラットフォームにない。
ロマンが「えっ?」ってなった次の瞬間、ニーナはロマンのすぐ後ろにいるという!!
で、列車はどんどん進むから、ロマンは必死で母親を下ろそうとして、もう、大変
いやあ、笑った、笑った。
どこまでが実話だったかは、わからないけど、所々にこんな場面が散りばめられていました。
物語は、メキシコ→(モスクワ)→ポーランド→フランス→イギリス→アフリカ→イギリス→フランス→メキシコ?と、次から次へと場所(国)が移動して、風景も色彩も変わり、飽きさせない作りはわかるんですが・・・途中から、じわじわ疲れてきました。
その理由の前に一言。ニーナの語学力が凄すぎ!
ポーランド語が堪能なのはわかるとして(役柄として)、どうして、フランス語もそんなにすぐに堪能になるの?なれるの?(答=シャルロットだから?
)
で、はい、途中から「これ、長いなあ・・・」と。
理由を考えると、どうにも一本調子なんですよね。
肝心の2人の中身があまり変化していかないというか。
成長はしてますよ、もちろん。
ただ、演技すればするほど、人物像が薄くなっていった感じ。
予告編
https://youtu.be/Loq8JO9H9Y8
まあ、ピエールくんのハンサム顔はしっかりスポンジ吸収してきました。
シャルロットの演技は、文句なしなんだけど・・・う〜む、何がいけなかったんだろう?
ちょっと残念だった3つ☆
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