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2020年05月29日09:38

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『アンカット・ダイヤモンド』感想

〜「グッド・タイム」のジョシュ&ベニー・サフディ兄弟監督が、アダム・サンドラー主演で描いたクライムドラマ。ギャンブル中毒の宝石商ハワードは、借金まみれで常に取り立て屋から監視されていた。そんなある日、ハワードはエチオピアで採掘されたブラックオパールの原石を手に入れる。ハワードはその石をオークションに出品して大儲けしようと考えていたが、店を訪れたNBA選手ケビン・ガーネットが異常なほどに興味を示し、仕方なく彼と取引することに。しかし事態はさらにハワードの望まぬ方向へと転がっていく〜<映画.comさんより>

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またもや、ネトフリ。
(ちなみに、アメリカでは、昨年、普通に劇場公開されていたという事)
『グッド・タイム』がとにかく衝撃的で、ロバート・パティンソンが最高で、結構好きだったので、こちらも期待しての観賞。

あらすじでも、わかるように、これ、オパールの話で、ダイヤモンドじゃないから、この邦題がやや微妙・・・。

主演はアダム・サンドラー。
大昔に観た『ウェディング・シンガー』はなんとなく覚えている。
タイトルだけ覚えているのが『パンチドランク・ラブ』(オイオイあせあせ(飛び散る汗)
一番最近観て記憶に新しいのは『靴職人と魔法のミシン』
で、なんとなく、このイメージのまま観てしまったものだから、とんでもない目にあいましたあせあせ
(ちなみに、アダム・サンドラー、今作でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされる勢いがあったのですが、残念ながら逃してしまいました)

冒頭から、激流下りの勢いで、引き込まれる。
エチオピアの鉱山で、重傷の怪我人を出してまで、採掘された貴重なオパールの原石。
それが、ハワードの元に届くまでに、すでに頭はパニック状態。

というのも・・・。
説明無きまま、次から次へと、人が入れ替わり立ち替わり、スクリーンに表れては消えていき、こちらは、何がなんだかあせあせ(飛び散る汗)
とりあえず、わからないままひたすらハワードを追っての観賞。
後半になって、少しずつ整理できてきたけど、いやはや。
(きっと、私、タブレットで見ているからのせいもあるかと)

ハワードが営む宝石店は、狭い空間に、人がごっちゃごっちゃになってて(三密どころじゃない)、そこに監視カメラ、ブザーを押さないと開かない防弾ガラスのドア、水槽、お客様に提供するミネラルウォーター等々、後々の展開にも効いてくる小道具が満載。

ハワードのギャンブル狂は、異常レベル。
まずは、目先の借金を返すべきなのに、何かが手に入れば、それを担保にお金を借り、バスケ賭博へまっしぐら。
「すぐに返す」が口癖なれど、まるで、その気はない。嘘だらけ。
どうしようもない男なれど、どうにも憎めない側面もあり、どうせ上手くいかないギャンブルも、なぜか応援したくなってしまうという。

奥さんとは別居していて、よりを戻したそうだが、愛人とも別れたくはない。
イディナ・メンゼルが、そのハワードの妻役なんですが、私、彼女は、舞台女優さんっていう肩書でしか知らず、初めてスクリーンで拝見して・・・その鍛えられた顔の筋肉に、圧倒されました。

ハワードも妻も、ユダヤ人の設定。
で、調べたら、アダム・サンドラーも、イディナ・メンゼルも、ユダヤ系家庭の出身でした。

相変わらずの特徴的な色使い&音使い。
じわじわくるダークさから、一気に肩の力が抜けるビリー・ジョエルよ♪

予告編バッド(下向き矢印)
https://youtu.be/fv7ozlyN3Mc

実は、今作、3回観ました(これも、配信観賞のいいところ?)
最初は、やたら長く感じたし、もう、ごちゃごちゃしてたし、ハワードがそんなに好きになれなかったし、とにかく疲れた。
でも、2回目からは、ハマった、ハマった。
アダム・サンドラーの演技の凄さがじわじわきたし、頭が整理できてから(余裕ができてから)は、細かな仕掛けの面白味も味わえるように。
オークション風景や、NBAのバスケット試合もスリリング。

どうやら、賛否両論に分かれてる今作。評論家からの評価は高いらしい。
私は、この兄弟監督の一貫性あるスタイルは、嫌いじゃない。むしろ、清々しくて、好きだし、これからも観続けていくと思う。
ただ個人的に・・・今作よりは『グッド・タイム』の方が好きだったなと。
ハマる人はハマるし、ダメな人には拒否される作品かな。4つ☆

※追加
今、ちらっと、ウィキペディア見てたら、当初、ジョナ・ヒルがキャスティングされていたとな。いやあ、それも、ちょっと見てみたかったなあ。
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