mixiユーザー(id:12923117)
2020年05月18日09:36
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『ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから』感想
〜アメリカの小さな田舎町。シャイで内気な中国系の女子高生エリー・チュウの高校最後の年。成績優秀な彼女は、同級生の多くからレポートの代筆を有料で引き受けていた。ある日、彼女はアメリカン・フットボール部のポールからラブレターの代筆を依頼される。だが、その手紙の相手は彼女が密かに思いを寄せている美少女アスターだった。エリーが自分の気持ちを込めてラブレターを書き、さらにメールで援護射撃したことで、ポールはアスターと急接近していくが、エリーの心は複雑だった……〜
（あらすじはこちらから拝借しました
）
https:/
傑作でした！
ネットフリックスでの配信開始直後から、SNSで、かなりの盛り上がりを見せていて、ずっと注目してた作品。
ようやく、見れたんですが・・・これが、なんとも、地味で、こじんまりしてて、でも、めっちゃ愛おしい作品で・・・こういう作品に多くの人が感動しているっていうのが、ほっこり嬉しかった。
基本は女子２人男子１人のトライアングルな友情と恋愛。
でも、これ、AはBを好き。BはCを好き。CはAが好きっていう一方通行だけの関係ではなく・・・。
AはBもCも好き。BはCもAも好き。CはAもBも好きみたいになってるんです。
でも、それぞれの感情が、恋なのか、愛なのか、友情なのか、はたまた同情なのか、それが登場人物たちにもよくわからなくて、イコール、観ている側にも、微妙で。
そのあたりの気持ちの乱され加減が新鮮かつ面白かったというか。
エリ―もアスターもポールも、愛について、ずっと、ずっと考えてる。
最初は哲学や文学や映画から様々な引用があるのだが、やがて自分の言葉で「愛とはなんぞや」を言い放つエリ―。
そう、これは「愛」について自分なりに定義、理解、納得して、前に進んでいく物語。
あれこれ楽しい小道具があちこちに
・主人公エリ―が通学で使っている自転車の荷台はお酒とかを入れるケース。
・貴重なヤクルト！！！
・卓球は会話のレッスンに役立つ（最初の卓球シーンは吹き出した
）
エリ―のお父さんのキャラもいいし、ポールとの触れ合いもいい。
エリ―の住まい・・・踏切と線路脇のブース。この設定も面白い。
印象に残った台詞
「（人は）得られないものは見ない。無意識に避ける」
「音楽や映画には必ず山場がある」
「愛はきれいな絵を台無しにすること。すごい絵を描くために」
「誰かのために努力するのが愛」
「信じられるものを見つけてね」
エンディングがもう、もう、最高なんです！
２つのお別れ場面には、いずれも平行線が横たわる。
�（孫埓�を縦に貫いてゆくエリ―の勇気。感情のほとばしり。
��劇中に登場したとある映画の場面が、エリ―とポールで再現されて、もう、これが、泣かせるったら！
予告編
https:/
名もなき、でも、ひたむきに咲いている野草を拾い集めてゆくかの如き、優しい脚本。
３人ともが「あなたに（君に）会えて良かった」って、心から思っているだろうなと、こちらにも心地よく伝わってきた。
スクリーンで観てたら、もっと泣いただろうな。
アリス・ウー監督、素敵な作品をありがとう！！！！ 4.5☆
（あらすじはこちらから拝借しました
）
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傑作でした！
ネットフリックスでの配信開始直後から、SNSで、かなりの盛り上がりを見せていて、ずっと注目してた作品。
ようやく、見れたんですが・・・これが、なんとも、地味で、こじんまりしてて、でも、めっちゃ愛おしい作品で・・・こういう作品に多くの人が感動しているっていうのが、ほっこり嬉しかった。
基本は女子２人男子１人のトライアングルな友情と恋愛。
でも、これ、AはBを好き。BはCを好き。CはAが好きっていう一方通行だけの関係ではなく・・・。
AはBもCも好き。BはCもAも好き。CはAもBも好きみたいになってるんです。
でも、それぞれの感情が、恋なのか、愛なのか、友情なのか、はたまた同情なのか、それが登場人物たちにもよくわからなくて、イコール、観ている側にも、微妙で。
そのあたりの気持ちの乱され加減が新鮮かつ面白かったというか。
エリ―もアスターもポールも、愛について、ずっと、ずっと考えてる。
最初は哲学や文学や映画から様々な引用があるのだが、やがて自分の言葉で「愛とはなんぞや」を言い放つエリ―。
そう、これは「愛」について自分なりに定義、理解、納得して、前に進んでいく物語。
あれこれ楽しい小道具があちこちに
・主人公エリ―が通学で使っている自転車の荷台はお酒とかを入れるケース。
・貴重なヤクルト！！！
・卓球は会話のレッスンに役立つ（最初の卓球シーンは吹き出した
）
エリ―のお父さんのキャラもいいし、ポールとの触れ合いもいい。
エリ―の住まい・・・踏切と線路脇のブース。この設定も面白い。
印象に残った台詞
「（人は）得られないものは見ない。無意識に避ける」
「音楽や映画には必ず山場がある」
「愛はきれいな絵を台無しにすること。すごい絵を描くために」
「誰かのために努力するのが愛」
「信じられるものを見つけてね」
エンディングがもう、もう、最高なんです！
２つのお別れ場面には、いずれも平行線が横たわる。
�（孫埓�を縦に貫いてゆくエリ―の勇気。感情のほとばしり。
��劇中に登場したとある映画の場面が、エリ―とポールで再現されて、もう、これが、泣かせるったら！
予告編
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名もなき、でも、ひたむきに咲いている野草を拾い集めてゆくかの如き、優しい脚本。
３人ともが「あなたに（君に）会えて良かった」って、心から思っているだろうなと、こちらにも心地よく伝わってきた。
スクリーンで観てたら、もっと泣いただろうな。
アリス・ウー監督、素敵な作品をありがとう！！！！ 4.5☆
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