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2019年08月18日09:57

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『北の果ての小さな村で』感想

〜北極圏に位置する島国グリーンランドを舞台に、人口80人の村の小学校に赴任したデンマーク人教師が村の人びととの交流の中で成長していく姿を描いたフランス映画。グリーンランド東部にある、80人の小さな村チニツキラーク。子どもたちにデンマーク語を教えるため、デンマークから28歳の青年教師アンダースが村の小学校に赴任した。アンダースは自分探しのために、家業である農業の継がずにこの村での生活を選択した。しかし、言語や習慣の違いからろくに授業はできず、村人との考え方の違いから孤立気味に。想像を上回る過酷な自然もあり、彼は自身の考えが甘かったことを痛感する。そんなある日、狩猟のために学校を休んだ児童を叱責する目的で児童の家を訪問したアンダースは、少年の祖父母からさまざまなことを教わることとなる〜 <映画.comさんより>

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失礼ながら、そんなにそんなに期待していなかったので・・・いやあ、ビックリしました。
これ、面白いじゃん。いいじゃん。場面の1つ1つが美しくて、愛おしくて。。。

まず・・・観終わったあと、いろいろ調べてみたら、これ、フランス映画なんですよね。
原題もフランス語で『Une annee polaire(北極の1年)』 
で、登場人物が、エンドクレジットでわかるんですが、すべて本人。
でも、完全なドキュメンタリーというわけでもない。
いい塩梅で、リアルとフィクションが混ざりあっています。

冒頭、アンダースの面接&赴任先が決められる場面。
役人女性曰く「グリーンランド語を学ぼうなんて思っちゃだめよ。こちらがデンマーク語を教えに行くんだから。私はそれで上手くいったわ。(将来のためには)子供たちはデンマーク語を学ばないと!」

そしてアンダースは現地へ。
案の定(!?)、子供たちは、言う事聞かないし、現地の人たちからも、言葉が違う、習慣が違う、伝統をわかっていないアンダースは仲間外れにされてしまいます。

生活そのものは・・・やや不便はあるものの、暖房はバッチリだし、学校にはコンピューターもありました。
ただ、現地で獲れる食料以外はどうやって入手していたのか、知りたかったです。

ある時、学校に来ないアサ―の家を訪れ、祖母の話を聞くうちにアンダースはやるべきことがわかってきます。
こういう台詞はなかったんですが、まさに、こんな感じ↓
「教わりたい。この地であらゆるものを教わりたい」

グリーンランド語を学び始め、狩りに釣り、犬ぞりの乗り方、アザラシの保存法、亡くなった人の葬り方等も教わります。

アンダースが様々な事を学ぶ=観ている私たちもいろいろ学ぶ
映画観終わったあとは、もう、夏の自由研究をたっぷりやった満足感でした(笑)
ほんと、一つ一つの現地の習慣や考え方が興味深くて、面白くて。

雪原、フィヨルド、オーロラ等々、壮観な大自然がもう、もう、最高に気持ち良かった。
そこに、仔犬、子熊・・・たっ、たまらん!!
猛暑時公開のタイミング、良かったと思います♪ 4つ☆
9 10

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