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2019年07月19日10:58

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ナショナル・シアター・ライヴ2019『アレルヤ!』感想

〜『英国万歳!』や『ヒストリーボーイズ』など、ヒット作を多数手掛ける劇作家&演出家コンビ、アラン・ベネットとニコラス・ハイトナーによるコラボレーション第10作目。とある病院の患者や医療スタッフ、見舞客らが織りなす悲喜こもごもの人間模様を通し、イギリスの国営医療サービス事業「国民保健サービス」の在り方を浮き彫りにする。若手からシニアまで25名のキャストが見事なアンサンブルで魅せる〜 <ナショナル・シアター・ライブ公式HPさんより>
https://www.ntlive.jp/allelujah

            
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ナショナルシアターライブは、英国にはるばる飛んで飛行機観るよりは、日本で観た方がはるかにお安いので(笑)、数年前からハマっているのですが・・・。
それでも、私のところからは、川崎や池袋まで遠出しないと観れないので、その交通費、プラス、3000円代のチケットはかなり負担となります。
今年はとりわけ、受験生の息子を抱えている状態。。。。
普段の塾代だけでも大変なのに、この夏の夏季講習、それに伴うテキスト代、テスト代と、どんどん出費がかさむ今日この頃。
なので、最近は厳選した作品だけ、腹をくくって(笑)、観に出かけています。
これは、その1本。

なんせ、英国北部の元炭鉱の町が舞台ということで・・・あせあせ        
(自称、炭鉱映画マニア)    

イギリスのNHSについての物語。
NHS(National Health Service=国営医療サービス事業)は、はい、「ゆりかごから墓場まで」で知られてますよね。
移民でも、学生でも、基本、無料で医療が受けられます。
私は、幸いにも(!?)在英中、お世話になることは殆どなかったのですが、歯科に行った時、お金をとられて・・・あとで、歯科治療は例外なんだとわかった始末あせあせ(飛び散る汗)
それでも、プライベート(私立)の歯医者だと、日本に往復できるほどの金額がかかるって聞いていたので、まあ、安めにすんでよかったなと(^-^;

そのNHSの効率化を推進すべく、ある病院が閉鎖の危機となっている。
なんとか守ろうとする院長。
その手段の1つとして、ここがいかに素晴らしい病院であるかをアピールするために、患者たちの幸せでイキイキした姿をたくさん映すべく動画撮影を依頼する。
だが、その動画の一部に映し出されたのは・・・。

ブラックジョークがわんさか出てくる、楽しい患者さんたちの会話。
インド人医師「〇〇さんが亡くなったよ」
患者「それは無礼だ」
インド人医師「?」
患者「順番を守らなかった」

歌と踊りでほんわかさせられますが、その合間には、シビアでリアルな現実が。。。

看護婦長「私の一番の仕事は・・・空きベッドを作ること」

幕間インタービューで、A・ベネットさん(85歳!)が言われていたように、各々のキャストが作者の様々な想いを代弁していたと思う。
その中でも、インド人医師には、かなり気持ちが込められていた。
「英国よ。手遅れになる前に、寛容になれ」

人手不足、財政難、医師の民間や海外への流出。
介護施設はどこも満杯なので、病院が施設のようになってしまっている。
そして、移民問題。

個人的には、義母が膝の手術、そして、ペースメーカーの埋め込みのために、かなり長い期間待たされたのは、本当に可哀想でしょうがなかった。
膝の手術は、確か、10か月ぐらい待たされたんじゃなかったかなあ。
その間は、痛み止めとかだけだもんね。

たくさん笑わせられながらも、いろいろ考えさせれれて、うん、観れてよかった!
予告編貼っておきますバッド(下向き矢印) めちゃ短いですがうまい!
https://youtu.be/VPrhHj6iUtw

やっぱり私は舞台も好き!
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