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2019年01月21日09:55

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『最後のランナー』感想

〜アカデミー賞4部門を受賞した「炎のランナー」のモデルとなった人物で、1924年のパリ・オリンピックで金メダルを獲得したエリック・リデルのメダル獲得後のエピソードを、実話をもとに描いた人間ドラマ。オリンピックの舞台で金メダルを獲得したエリック・リデル。敬虔なクリスチャンである彼は宣教師として生きる道を選択し、オリンピックの翌年に中国の天津へと旅立った。1937年、日本軍の占領下におかれた天津は外国人を取り巻く環境が劣悪化し、人道支援を続けるリデルも欧米民間人とともに収容所に入れられてしまう。過酷な環境下でリデルは体調不良に苦しむが、走ることによって不屈の信念を示し、仲間たちの希望となっていく。そんな中、リデルが金メダリストであることが収容所の指揮官の耳に入り、指揮官がリデルにレースを申し入れる。主人公リデル役を「恋におちたシェイクスピア」「エリザベス」のジョセフ・ファインズが演じる〜 <映画.comさんより>

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昨年の公開時、関東では東京のスバル座と栃木の映画館だけだったかと。
(現在は千葉&来月神奈川でも)
ジョセフ・ファインズ主演だし、内容も興味深いから私は観たんだけど・・・ほんと地味に公開されてた感じで、感想が全くあがって来ず、やや不安を抱きながらの観賞。

いや、でも、観れて良かったですよ。
日本軍が天津を占領していた歴史・・・。しかも、あんなに酷い仕打ちをしていたとは。

宣教師活動&子供たちに英語を教える→日本軍に拘束され収容所へ

収容所長にレースを持ちかけられ、受諾。
よいコンディションで走れるようにと、特別な食事を与えられるが、エリックはそれらを子供たちにあげてしまう。
案の定、レースでは、途中倒れてしまい、理由を知った収容所長の怒りを買い、穴倉に閉じ込められる。

エリックを慕う協力者たちが、ある収容者を逃すものの、残された収容者たちは拷問と食事制限。
疑いをかけられた仲間は穴倉に閉じ込められ、出てこれた時には気管支を患い重病。
薬をもらうために、エリックは再度のレースを収容所長に志願。
収容所長は「わかった、日曜日だ」と。
『炎のランナー』では宗教上の理由で日曜日に行われる100メートル走への出場を辞退していたエリック。
でも、ここでは、それを受け入れます。すべてを覚悟したかのように。。。
鼻血も出し、すでに体はもうボロボロになっているのに、そのレースのためにトレーニングを始めます。
迎えた当日。エリックは雪の上を裸足で走り、勝利。これで約束通り、薬を手配してもらるはずでした。ところが・・・。

エリックは、皆と共に走ることで現地に親しみ、走ることで心の平安を保ち、走ることで逆境でも自分を奮い立たせ、走ることを武器として苦しむ人々を助けようとし・・・走ることで、人間の尊厳をも考えさせてくれる。

自由の象徴である凧が、ここでは日本軍の目をあざむくため、わざと鉄条網に落とされ、ボヤを起こす小道具として使われています。
原題の『ON WINGS OF EAGLES』も、この鷲の凧のことかと。

重い内容なれど、テンポよく進んでゆく。
ただ、とにかく痛々しい場面が多い。
それでも、教えてもらえたこと多し。3.5☆

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