魔界ラジオ 2003年6月29日収録
【動物不思議Q&A膝が逆関節の謎】
『鳥の膝はなぜ
逆関節に曲がる』
猫の膝も逆に
曲がってるにゃ?
勘違いだよ。
動物の関節は皆、
同じ方向に曲がる
にゃ!?じゃあ
膝じゃないの〜?
人間で言えば
踵(かかと)なんだ
…接地してるのは
指先になってる。
膝はどこなの
腹のあたり。
馬や犬猫もつま先
で歩く動物なんだ
…猿と熊とイタチ
の仲間は踵歩行。
鳥の前足は?
翼が前足だよ
…肩.肘.手首まで
関節が残ってる。
鳥の膝はどこ?
鶏の丸焼き姿を
思い出して…もも
肉が股関節〜膝の
すこし下までだよ
つまり長さが
違うだけなのにゃ
そういう事。
少しは安心した?
φ(゚Д゚ )フムフム…動物の後ろ脚を観察してみると、人間と比べて逆関節に見える。
膝の関節に見える部分は、実は膝ではなく、踵(かかと)なのだ。
鳥以外にも、ネコもイヌもウサギもリスもネズミも、つま先立ちで歩いている。
犬や猫の足で地面に付いているのは指だ。その上の関節が、かかとだ。
かかとのすぐ上にアキレス腱が伸びている。その上が膝。お腹のあたりにある。
ひづめのある動物になると、地面についているのは、爪の先端部分になる。
かかとまで地面につけて立っている動物は、サルやクマの仲間、イタチぐらいだ。
鳥の膝から上は、胴体にくっついたような形になっていて、外からでは見えない。
鳥は股関節から膝までがとても短く、膝からかかとまでと、かかとからつま先までの
長さが同じくらい長いのだ。脊椎動物の足の関節は共通でも、それぞれの長さは
動物ごとに実にまちまちなのである。
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