魔界ラジオ 2003年3月4日収録
【『素朴な疑問』水蒸気と湯気と雲】
お湯から上って
る白い煙は水蒸気
と間違えてる
人が多数います。
どう違うの？
σ水蒸気は気体
で無色透明です。
白っぽいのは湯気
…小さな水(液体)粒
の集合体なんだよ
判別難しいの
ヤカンに水を
沸騰させた時に…
口のすぐ近くには
湯気は出ていない
少し浮いてるの
水蒸気が冷えて
湯気になりやがて
乾燥した空気中に
広がる為に水蒸気
に戻るから透明に
なり見えなくなる
雲は水蒸気？
湯気と同じく
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集まった物だけど
上昇気流が下から
持ち上げてるから
普段は落ちない。
支えきれなく
なると降る訳にゃ
雨や雪や雹だね
φ(ﾟДﾟ )ﾌﾑﾌﾑ…まず最初に区別しておくこととして、水蒸気と湯気の違いを。
水蒸気：水が蒸発して気体になった物。無色透明。
湯気：小さな水(液体)の粒の集まり。白っぽく見える。
やかんの口から出ている湯気をよく観察すると、口のすぐそばは湯気が見えない
箇所があります。透明で見えない部分は水蒸気が出ています。
そしてすぐに空気で冷やされて、白い湯気になり、乾燥した空気中に広がって
やがて見えなくなります。
雲は透明ではないので、水蒸気で出来ているというのは誤りです。
雲は空気中の水蒸気が冷えてできた非常に小さな水滴や氷の粒で出来ています。
雲の中の水滴や氷の粒が落下しない理由の一つは、上昇気流があり
これが落ちそうになる粒子を再び上空に押し戻しているのです。
また、雲を形成する粒子の多くは、大きさが0.01ミリ程度と小さく軽いのです。
雲の中で粒子が成長し、上昇気流でも支えきれなくなると落下し始め、
地上では雨や雪、あるいは雹(ひょう)になります。
焼却炉やボイラーから排出される煙の場合、白く見えるものの多くは湯気です。
湯気そのものは無害なのですが、煙が持つ悪いイメージのため、排出する前に
もう一度バーナーで排気ガスを加熱して、目に見えない水蒸気にしてから
煙突の外に出す方法があります。こうすれば煙突からは何も出ていないように
見えるのです。(本当に危険なものは目に見えないものです。)
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