『タカシくん…おーい タカシくん、大変なことになったんだ』
目を覚ました。ぼんやりしてて、よく見えない。
タカシくんは、枕元にあるはずの眼鏡を取ろうとしたが、体が動かせなかった。
『…体が固定されてて、…しかも、なんだか変なにおいがする…』
『僕がクスリを飲ませたのがイケなかったんだ。起きたらこんな姿に』
『とにかく、メガネを探して。どこかに落ちてるんじゃないかな…』
『そんなものどこにも無いよ。あっ、助けて〜タカシくーーーん!!』
僕を呼ぶ声は、次第に小さくなっていく。
顔に、何か飛んできた。酢飯の匂いだ。次々と飛んでくる。
『やめて、もう食べられないから…そんなに食べられないから〜』
ピピピピピピピピ…
ふと目が覚めると、いつもの部屋だった。
僕は、メガネをかけて、起き上がった。
【自主制作アニメ】寿司くん 第二十九話
メガネのレンズに、いたずら書きがされていた。どういう事だろう。
僕は、パソコンを開いて、検索してみた。
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