1月19日に島根県民会館で開催された、
田畑真希先生のダンス公演「ハコニワ」に、
視覚障がいのある市民ダンサーとして出演させていただきました。
プロダンサー4人、視覚障がい者3人を含む市民ダンサー13人、
太鼓プレイヤー一人、ギターリスト一人、
ピアニスト一人の合計20人で作品を作りました。
市民ダンサーは小学生から60代まで、年齢も職業も様々でした。
ダンサーは全員、灰色を基調とした袖と裾が広がったチュニックを着て、
舞台に立ちました。
衣装の下には黒か灰色のタンクトップとレギンスで、
一部の方は灰色のメッシュ素材のショートパンツをはきました。
なんとありがたいことに、三日前に講演のチケットが完売しました!
開城されると、
お客様たちは靴を脱いで舞台上に設置された客席に上がってきました。
部隊中央の踊るスペースはリノリウムの床で、
様々な色のテープで模様が描かれていました。
踊るスペースを囲むようにカーペットが敷いてあり、カーペットの外側に客席が設置されました。
客席は舞台の3方を囲むように設置されていて、一部には畳が敷いてありました。
開城から講演が始まるまでは、
部隊の上をあるいて、美術品を眺められるようになっていました。
部隊には緑の箱があってダンサーが数人隠れていました。
わっかのような形の作品の中にも、数人のダンサーがいて、
わっかの窓から手足を出して、周りのお客様を驚かせました。
大きな黄色いレンコンのような作品もあって、
男性のダンサーたちがゆっくり動かしました。
レースのようなきじでできた円柱が3本あり、
きじの上には明かりが取り付けてあって、すてきな光の柱ができていたそうです。
さらに木製の箱が並んでいて、
箱の上にはダンサーが座ってオブジェのようにポーズをとりました。
私を含む3人のダンサーが台車に乗せられて舞台に出ました。
台車に乗っているとき、他のダンサーの背中に座って、オカリナを吹きました。
台車から降りると箱に座って、オブジェになりました。
知り合いに話しかけられても答えるわけには行きません。
舞台上を子供たちが走り回ってとてもにぎやかでした。
おかげで緊張がほぐれました。
お客様とダンサーが深呼吸をして、講演が始まりました。
にぎやかだった子供たちが、みんな席について静かに聞いてくれました。
箱に座ったまま、アップ店舗の音楽に合わせて楽しく踊りました。
男性のダンサーが迎えに来て、一緒に踊りながら部隊の袖に行きました。
ここから私の長い待機時間が始まりました。
14人のダンサーが同じ振り付けで、
アイネクライネナハトムジークという曲をコミカルに踊りました。
部隊の上には木製の箱だけが残されて、
箱を転がしながら踊ったり、
椅子取りゲームみたいに箱を取り合ったりしました。
プロのダンサーが、
ヨガの実況みたいにしゃべりながら組体操みたいに立体的に踊りました。
ギターソロに合わせて、別の視覚障がいのあるダンサーが踊り、
プロダンサーが難しそうな踊りを披露しました。
こんな感じで、待機時間にいろんな要素が組み込まれていました。
最後に私の出番がきました。
待機時間が30分もあったのにあっという間に過ぎました。
ダンサーたちと体がつながった状態で踊りながら出てきて、
部隊中央に一人で取り残され、寂しいと思いながらも必死で踊りました。
ゆっくり回転したり、
緩急を付けながらいろいろな方向にポーズをとったりしました。
これで講演が終わりました。
見に来ていた知り合いに、喜んでもらえてよかったです。
ダンス公演「ハコニワ」に出演するにあたり、お世話になったみなさん
本当にありがとうございました。
下のページにニュース記事が掲載されていました。
他にも複数の新聞社ホームページに掲載されました。
https://www.topics.or.jp/articles/-/311726
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