先日、佐藤純彌監督が亡くなられたということで、追悼の意味を込め、昨夜「新幹線大爆破」観ました。
時速80km以下に減速すると爆発する爆弾を新幹線に仕掛けるという卓越したアイディア(これによって、新幹線の博多到着までに爆弾を除去しなければならないという時間のサスペンスが生じる)を持ちながら、とてつもなく強引な展開で観客を唖然とさせる件りがあったりして、それでも作品自体の持つ「熱量」で2時間半の長尺を見せきってしまうんですから、これはやはり凄い映画だなあ、と改めて思いましたね。
本来、プログラム・ピクチャーの作り手であった佐藤監督、この後は角川映画との出会いで「大作専門監督」みたいになっちゃうのですが、残念ながら「新幹線大爆破」を超える作品はなかったかな、という気がします。
ともあれ、長い間、日本映画の最前線で活躍された大物カツドウ屋に対し、最敬礼を送りましょうぞ。
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