昔、「ロードショー」誌に、毎号3本くらいづつ過去の名作を紹介するページがありました。 その中で「アメリカ版『真昼の暗黒』」と記されていたのが、この「死刑台のメロディ」。 30年以上前にレンタルビデオで初めて観た時「暗黒どころか地獄のド真ん
ラピュタ阿佐ヶ谷で開催中の高峰秀子特集。 その中の一本「昨日消えた男」を観てきました。 マキノ正博監督、小國英雄脚本、長谷川一夫・山田五十鈴主演のサスペンス・コメディ時代劇であります。 昔、小林信彦がキネ旬のコラムで大絶賛してたのを読んで
とりあえず日本公開されたことをありがたく思います。 ですが・・・。 こんなん、フツーに上映されて然るべきでしょう。 どこが問題?何にビビってた? 昨年夏の「バーベンハイマー」騒ぎの影響も多少はあるにしても、2023年のうちに上映されてなき
中絶という重い題材を扱いながら、この軽やかさ。 「コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話」、清々しい佳作でした。 この作品は妊娠中絶が違法だった1960年代後半のアメリカを舞台に、様々な事情から中絶を望む(あるいは産む選択ができない)女性
昨夜NHKスペシャル「未解決事件」で下山事件を取り上げた再現ドラマとドキュメントをやってたのを観て久しぶりに再見したくなり、DVDを引っ張り出しました。 熊井啓監督の「謀殺・下山事件」、改めて秀作だなと思いました。 これを観ると、昨夜のドラマは
4Kレストア版で颯爽とスクリーンに戻ってきた「荒野の用心棒」。 さっそく、観てまいりましたぞえ。 灼熱の太陽に乾いた大地。土埃の舞い散る汚れた世界。 アメリカとメキシコの国境にほど近い無法の街で繰り広げられる血と汗の闘争。 その昔、テレビ
今年は宮崎駿監督作品「風の谷のナウシカ」公開40周年の記念の年。 3月11日の初日初回、丸の内東映パラスに駆けつけたことを懐かしく思い出しています。 あの時は宮崎駿の活劇魂が随所に吹き込まれた娯楽性を堪能しながらも「そうじゃないんだ!こっ
第96回アカデミー賞の最優秀脚本賞を受賞しましたね、「落下の解剖学」。 私もこれ、受賞にふさわしい見事なものだと思いました。 自宅で謎の墜死を遂げた男。これは果たして事故か、自殺か。それとも? 現場にいたのは男の妻と、その息子。しかし二人
今朝は早くから通院同行の仕事が入っていたのでアカデミー賞のことはかなり遅れて知りました。 宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」、最優秀長編アニメーション賞を受賞したのですね。 素直に、とても嬉しく思います。 そういえば、ちょうど40年前
所沢に引っ越して、今年で20年。 その間、ずっと「最寄りの映画館」として親しんできた新所沢レッツシネパークさんが今日で閉館することに。 なので、昨日はそのラストショー作品として選ばれた「となりのトトロ」を観に行きました。 1988年4月公
沢口靖子、生瀬勝久主演の「パートタイマー・秋子」観てきました。 寂れたスーパーマーケットを舞台に、そこで働く人々の歪な人間関係と薄汚れた行動を描いたブラックコメディであります。 リストラされた夫の代わりに外で働かねばならなくなった”成城マ
ビクトル・エリセの「瞳をとじて」、164分という尺に怖気づいてましたが意を決して観てまいりました。 いや、面白いじゃないですか! 死期が近いことを悟った資産家の老人がある男に「上海に娘がいる。探してほしい」と依頼する冒頭の、なんとも謎めい
市井に生きる平凡な人々が抱える、それぞれの苦悩や生きづらさを静かに優しく掬い上げるように描いた、素敵な作品でした。 「夜明けのすべて」、心に沁みましたね。 深刻なパニック障害のためエリートコースから外れざるを得なくなった山添くんと、PMS(
あの大雪に見舞われる直前、素敵な映画を観ちゃいました。 「弟は僕のヒーロー」、秀作でありました。 ダウン症の男の子とその兄、そして家族の姿を追った作品というと、つい「良心的な感動ファミリーもの」「障害者ネタのヒューマンストーリー」を連想し
いやー、面白かった!愉快痛快! 成熟した肉体と真っ白な好奇心を詰め込んだ幼い頭脳を兼ね備えた女性の、性と知の一大冒険譚! どギツイけれどあっけらかんとした性描写とブラックな笑いと痛烈な風刺に満ちたこの物語は、まさに「いま」だからこそ語られ
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