最近購入したCD2枚。
●ヴィルヘルム・ステーンハンマル (1871-1927、スウェーデン):
・交響曲第2番
・劇音楽「夢の劇」演奏会組曲 (ヒルディング・ルーセンベリ編)
クリスチャン・リンドベルイ指揮 アントワープ交響楽団 (2017録音、BIS)
今年はステーンハンマル生誕150年だからという訳ではないが、久しぶりにステーンハンマルのCDを購入。トロンボーン奏者、作曲家、指揮者としてマルチに活躍しているリンドベルイ指揮による交響曲第2番。この曲のCDはもう何枚目だろうか。でも、大好きな曲はいろいろな人の演奏で聴いてみたい。リンドベルイにとっては「お国もの」の作品であり、やはり期待に違わず、この素晴らしい作品の魅力が十分に感じられる演奏だ。余白に録音されている「夢の劇」の音楽は、アウグスト・ストリンドベリの劇のための音楽で、これをルーセンベリが演奏会用に編んだものである。実はこれは初めて聴くが。幻想的な雰囲気も漂う素敵な曲である。
●ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン (1888-1974、ノルウェー)
・.ピアノ協奏曲 変ホ長調
・パン
・ノルウェーのモティーフによるエピグラム
・交響的変奏曲とフーガ
オリヴァー・トリンドル (ピアノ)
アイヴィン・オードラン指揮 クリスチャンサン交響楽団 (2018録音、cpo)
ヨハンセンのピアノ協奏曲が未聴だったので購入したCD。躍動的なオーケストラにピアノが絡んでいくような感じで、最初の方はなかなか面白い曲だなと思ったし、第2楽章のしみじみと静かに歌うところも素敵だが、全体としては一度聴いただけではピンとこないところもあるのが正直なところ。もう少し聴き込んでみると変わるだろう。「パン」はなかなか印象的な音楽、「ノルウェーのモティーフによるエピグラム」はノルウェーの旋律をベースにした組曲で、やはりこれが個人的には一番気に入った。「交響的変奏曲とフーガ」は、じっくり聴くとなかなか面白く感じるような曲といえようか。
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