おとといは妻の誕生日でした。前から、尾花の鰻が食べたいと言っていて、「尾花は高いから、赤羽の河栄でいいんじゃないか〜」とケチいことを言ったら「あと何回食べられるか、わかんなんだよ〜」とジンワリ諭されてしまい、それもそうだと従うことにした。
尾花の夜の部は4時からだから、3時には着いて並ぶつもり。天気もいいので、その前に湯島天神の菊祭りに。こないだ笠間稲荷でスゴイ菊祭を見たばかりだが、湯島もすごい(但し、コロナ禍で、菊人形は自粛)。
いろいろと菊にまつわるボードがあり、これなんかは江戸から伝統的な花。浮世絵に描かれてるのは、これなんだそうだ。手水にも菊が浮いていて、華やか。
菊は仏壇の花を連想するが、本来は、重陽のめでたい花なんだな〜と改めて思います。
さて、高島屋前からバスで南千住の尾花へ。1時間前に到着。ご婦人が閉まった門の前にひとりいるだけ、つまり我々は2番目。この日、コロナが450人というニュースもあり、自粛の人も多かったのか。
100人は座ってたんじゃないかと思う座敷も、2人掛けのテーブル二椅子が22個あるだけ。コロナもあるが、そもそも天然鰻が、取れなくなっていることに寄るそうで、切ない。4時に入って、お茶だけで40分じっとガマン。鰻が出ます〜と声かけられから、熱燗を2本頼む。
思い切って「上+きも吸い」。ほんとにうまい。このうまさを味わう為なら、鰻はガマンして、年に一回でもいい、と思う。横の殺生の罪滅ぼしの神社に手をあわす。
冬灯し鰻を祀る正一位 しんさ
この後、北千住の大橋に行こうと予定にあったが、お腹いっぱいになってしまい、三ノ輪まで歩き、都電で巣鴨の庚申塚〜地下鉄西巣鴨〜板橋区役所前駅のコース。家で、ワイン1本を飲んで、フルコースの誕生日さんだった。
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