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2020年10月29日17:50

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読書「サイコパス」中野信子 文春文庫

サイコパスというのは、病気の名前ではなく、連続殺人犯などを説明するための診断上の概念で、白か黒かというよりも、グラデーション的に誰の心にもあるものらしい。

アメリカ人の4%がそうだというデータがある、毛沢東がサイコパスというのは分かるが、スティーブ・ジョブズもそうだと書いて合ったような気が〜。

外見や語りが魅力的、
平気でウソをつく、話を盛る、
自分中心、人の気持ちに立つことはない
ビッグマウスだが飽きっぽく、最後までやり通すことがニガテ
傲慢で尊大、批判されても平気、懲りない
殺人を含め、人を痛めることを何とも思わない
つきあう人がしょっちゅう変わり、つきあいのない人を悪く言う

なんか、所々、自分の事を言われてるような気が〜うまい!

そういう人が多い職業は、
1)企業のCEO
2)弁護士
3)マスコミ、報道関係者
4)セールスマン
5)外科医
6)警官
7)聖職者
8)シェフ


この中で、興味深いのは外科医、警官、聖職者、弁護士など、社会では尊敬される職業にサイコパスが多いことだ。(反対に、内科医、看護師、教師、アーティスト、教師、ボランティアの人などは、少ない)


「何かを信じたら、そのまま信じたことに従い、自分で意思決定しない方が、脳に負担がかからず、ラクなのです。たとえば、宗教を信じている人の方が、そうでない人よりも幸福度が高い。それがイイカゲンな宗教であっても」と、ここもビックリ。


サイコパスを思考の片隅に入れておくと、理解できなかったことが、「そうか〜」と理解できる(あるいは納得できる)事がある。とりあえずは、アメリカの大統領選なんかも、そうだ。

以上、忘れてしまうと勿体ないから、記録しておきました。著者の中野信子さんは、最近TVに出てませんが、お姿を拝見したいものです。

          文春文庫「サイコパス」中野信子著 780円

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