【艦これ】進水日ダイアリー2020【1/18】

11連勤明けの久しぶりの休日だった本日1/18は伊号第400潜水艦の進水日。

誕生日おめでとう、しおん。
休みって素晴らしい。

史実の伊400をざっくりと。
伊四百型潜水艦（潜特型）の1番艦で呉海軍工廠の生まれ。
アメリカ本土への攻撃を目的に、船体内に特殊攻撃機晴嵐を収納可能な世にも珍しい潜水空母とてして設計さた。
第2次世界大戦中に就航した潜水艦の中で最大であり、晴嵐3機搭載、地球を1周半航行可能という長大な航続距離など、現代の眼で見てもオーパーツじみた帝国海軍びっくりドッキリメカの筆頭である。
それまで対艦兵器としか見なされていなかった潜水艦の用途を一変させ、第2次大戦後の潜水艦の設計・運用姿勢に大きな影響を与えた結果、核の時代の弾道ミサイル発射能力を持った戦略原子力潜水艦を生み出したと言える。
先述した通りアメリカ本土攻撃の為に生まれた筈なのだが、完成した頃には計画時には思いもよらぬほど戦況が悪化しており、そもそも燃料の油を戦艦大和の沖縄特攻ですっかり持って行かれ、訓練用の油にすらこと欠く有り様だった。
最初の任務からして、満州の大連へ石炭を液化した合成重油を受け取りに行くという、なんとも景気の悪い物だった。
一方、大連では海軍艦艇の入港自体が久しぶりだったらしく、大歓迎を受けた模様。
毎日のご馳走攻めに加え、飛行機格納塔一杯の大豆や落花生、食用油、そして貴重な砂糖をお土産として渡されたそうな。
これらは後で呉鎮守府の人達にもお裾分けし、非常に喜ばれたという。
帰投後、訓練の為に七尾湾に向かったが、そこは攻撃目標になるからと舞鶴を追い出された海防艦達の避難場所となっており、突然現れた巨大潜水艦に大騒ぎになったらしい。
そしてなんやかんやあって、姉妹艦伊401と共にウルシー泊地特攻攻撃への投入が決定。
電池室の火災事故などのトラブルを乗り越えて会合予定地点に着いたが、いくら待っても伊401は現れず、航法を間違えて違う場所で待機しているか、或いは撃沈されたかと思っていたという。
そしてその翌日、終戦を迎える。
今後の行動について総員自決すら考えていた401と比べ、艦長日下敏夫中佐が「乗員達を彼らの家族のもとへ送り届けよう、奥さんの元へ連れて帰ろう」と決意していた為にあっさりと引き返したのだった。
東京の北東500海里の地点において接近してきたアメリカ駆逐艦ブルーへ洋上で投降し、そのまま横須賀へと連行された。
終戦にも帰還命令にも静かに従った日下艦長だったが、艦が接収され軍艦旗が星条旗に替えられる時は、涙を必死に堪えていたという。
その後佐世保に回航、そしてさらにアメリカ本土に回航され、特殊潜水艦として詳細な調査が実施された後、ソ連へ機密が漏れない様にハワイ沖で海没処分となった。
戦後も乗員達の結束は固く、日下元艦長を中心に長きに渡って交流を続けた。
実装よりも前、2015年5月6日に「歴史秘話ヒストリア 幻の巨大潜水艦 伊400 〜日本海軍極秘プロジェクトの真実〜」がNHK総合で放送された。
興味深い内容であった。
2016年には本艦の号鐘が引き揚げられた。
復元作業の後、ボーフィン潜水艦博物館に展示される予定という。

起工: 1943年1月18日
進水: 1944年1月18日
就役: 1944年12月30日
除籍: 1945年9月15日
その後: 1946年6月4日撃沈処分

詳しくはwikiでも読んどくれ。

艦これでの伊400。
愛称は「しおん」。
性能的にはしおい（401）とほぼ一緒、従って運用方法も一緒、お風呂にどぼーんも大切も晴嵐を取り上げられるのも一緒。
秘書艦にすると提督に3食共バターライスを喰わせる。
ちゃんと日焼け跡が確認出来るので、妹と違い裸族では無い模様。