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2018年11月17日15:36

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映画日誌「華氏119」

 アメリカの独自の選挙制度や人種差別の問題、銃社会の現状、トランプ大統領を誕生させた資本主義の歪みなどをストレートに描いたマイケル・ムーア監督らしいドキュメント。
 自身の出身地であるミシガン州の環境破壊などは、あまり知られていない事実で、自分の故郷でもあることから激しい怒りが込められているようだが、それ以外はやや個人的な主張も織り込まず、どちらかと言えば淡々とした感じでアメリカ社会の抱える問題を描いている感じ。
 高校生たちが立ち上がる場面では少しばかり感動も与えるかもしれないが、もう少し焦点を絞った内容にしても良かったみたいで、全体的には少し散漫な気もする。
 これがまた、現在のアメリカの抱える問題が複雑で、かなり根深いものでもある、というわけか?
 日本でもいろいろと問題があるのだが、やはりどこの国でも問題はあるもの、ということを改めて知らされるドキュメントでもある。
★65点
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