千曲の小２男児　遺体発見　自宅から１キロ　千曲川の浅瀬で

千曲の小２男児　遺体発見　自宅から１キロ　千曲川の浅瀬で





https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200527/KT200526FTI090032000.php







　千曲署は２６日、千曲市千本柳の冠着橋から下流１０メートルほどの千曲川右岸の浅瀬で、２２日から行方不明だった同市内川の同市五加小学校２年、中村士（つかさ）君（７）の遺体を発見したと発表した。一帯を捜索中の千曲坂城消防本部の隊員が見つけた。目立った外傷はなく、同署が死因を調べている。

　２６日午後１時５２分、うつぶせに浮いている心肺停止状態の男児を隊員が発見。千曲署に収容された後、死亡が確認された。行方不明時と同じ特徴の服を着ており、家族が身元を確認した。発見現場は自宅から約１キロ西にある。

　中村君は２２日午後５時半ごろ、弟（４）と自宅を出て行方が分からなくなった。６時半ごろ、家族が捜し始めた。見つからないため９時半ごろ、千曲署に通報した。

　２３日午前０時１７分ごろ、捜索中の署員が同市千本柳の千曲川で流木にしがみついている弟を救助。関係者によると弟は「お兄ちゃんと水に入った」と話し、弟の救助現場近くで中村君が履いていたとみられる長靴が見つかった。

　県警や消防は２６日まで、延べ６００人近くで冠着橋から飯山市、下高井郡野沢温泉村境にある東京電力西大滝ダムまでの千曲川流域一帯を捜索。県警ヘリも加わっていた。