友人に会う機会があるので、借りっぱなしのＤＶＤを返すために映画を何本か観た。
� 屮�メラ 小さき勇者たち」
平成ガメラの三部作はどれも大好きな私なのだが、この映画は「三部作とは違う世界のお話らしい」という評判を聞いて、「どうせやるなら、あんな終わり方したガメラ３の続きをやってよ」と思ってしまって、観ないままになっていた。せっかく借りたし見るか〜と鑑賞。
なんだ、ちゃんとガメラしてるじゃないか！ というのが素直な感想。
子供がメインとはいえ、ちゃんとガメラが頑張るお話だったし、敵の怪獣もいい感じであった。
ただ、「ガメラは子供の味方」ではなくて、「子供はガメラの味方」みたいな話だなあ、とは思った。
それってちょっと私の求めるガメラの姿とは違うなあ、とは思ったんだけど、まあ子供のガメラの話でもあるし、しょうがないか〜。
ゴジラでいうところのミニラの話だと思えば、十分にハードだし、傷つき苦戦しながら勝利をもぎ取る感もガメラしていた。
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ＳＦ作品。コールドスリープで６万人の移民を運搬中の巨大宇宙船が舞台のお話……なんだけど、まるでゾンビもの。更に感覚としてはマッドマックスのサンダードームみたいなところもある。
なんて説明だと、さっぱりわからないとは思うが、詳しく書いちゃうと面白さ半減なので、書かない。
冷凍睡眠が覚めた主人公が気づくと、宇宙船の中はとんでもないことになっていた！ というのは最近の流行りなのかな。他にもあった気がする。
アイデアは楽しいし、良い切り口だなあと思うんだけど、なんか全体的に荒っぽい。もう少し丁寧に作ればいいのに、と惜しい感じがした。
��「武器人間」
カメラで撮影している視点（『カメラを止めるな』とか『ブレアウィッチ・プロジェクト』みたいな手法）で展開するホラー映画――という、わりと最近ではありがちなお話なのだが、「第二次大戦中のソ連軍の偵察部隊の面々が、とんでもないことに巻き込まれる……」という設定が面白い。
しかも、そのとんでもない事態というのが、ゾンビ――とかなら、もう他に色々とあるのだが、ゾンビどころではない。
ナチスの研究施設に入り込むことになってしまうのだが、ドイツならではの怪物が待ち構えている、という展開。
かなり悪趣味なシーンが連続する。
ホラーの勘所はけっこう押さえていて、「見ていてイライラさせられる愚かな登場人物」が、いい味出してる。
ただ、カメラ視点で通すタイプの映画って、特に好きなスタイルではないので疲れる。普通に撮っても面白さにそれほど違いがないんだったら、そっちにしてくれよ、って思っちゃうんだよなあ……。
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