Amazonプライム・ビデオで観た。
デンマークのハーラル王の支配に逆らって国を追われたバイキングの一族がスコットランドに流れ着き、王女を人質にしたがストックホルム症候群みたいになって、王女と共に父親の追手から逃げ延びるために絶望的な撤退戦を余儀なくされる……みたいなお話。
お話の構造は、最初のうちは「クライム映画っぽいロードムービー」とでもいうか、ほら「銀行強盗や誘拐犯がアメリカを逃げ回っていくうちに仲間割れやら相互理解やら、一人また一人と死んでいくやら……」みたいなのよくあるじゃないの、あれに似ている。
バイキングの背景や、個性がなかなか良い。
もう少し、各人を語る場面があればもっとよかったのだが。それがあまりなくて戦って死んでいくので、仲間たちが悲しんでもこっちはあんまり乗っかれないとこがある。
最終的に、戦士とモンクとシャーマンとドワーフとシーフみたいのが残ったのは笑った。
一番光っていたのは、クォータースタッフ使いのモンク。パーティーにはキリスト教徒の方が少数派だったのだが、とても目立っていた。
死にそうで死なないドワーフ(斧使ってるってだけだけど)も良かったな。
どうでもいいが、長い剣を投げつける殺陣が多すぎる気がした。
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