ちゃぶ台の上にシートを広げたままで、だらだらやっているゲームの記録。
「エンパイアズ・オブ・ザ・ミドルエイジズ(帝国の興亡)」というボードゲームのグランドシナリオを、一人でやっている。
「最低でも一年に一度はプレイする」と約束しているので、今年のプレイを初めてみたら大変な展開になったので、まだ途中だったけれど思わず4ラウンド目で長々と脳内妄想プレイをしてしまい、一旦中断して記録を残した(それが「分割後27」です)。
そして、今回もなかなか大変なことになってしまった。
これまでの三百年以上の流れは、こっちのリンクを参照。
※分割後26の「記録なし」のほうに遡れるリンクがあります。
●帝国の興亡・分割後26(記録なし/独仏紛争激化編)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972710631&owner_id=126140
●帝国の興亡・分割後26(記録編)&訂正
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972710646&owner_id=126140
●帝国の興亡・分割後27(記録なし/仏・大侵攻編)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976062702&owner_id=126140
(付録:かつて結んだ条約)
●976年の条約
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1670150138&owner_id=126140
●991年の条約
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1879952460&owner_id=126140
(付録:27回で結んだ条約)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976065577&owner_id=126140
【1196年】86ラウンド
ロンバルディアに新勢力は出なかった。
●ドイツ(352)金457 植民:オーストリア78点
アジア豊作。
1181年に結んだフランスとの不可侵条約は期限が切れた。
フランス王は相変わらず戦闘の天才のままである。フランダースやロートリンゲンが、またしても狙われる。
ドイツ王は不可侵条約の延長を持ちかけたが……。
独「戦争を続けるのはやめとこうよ、ね?」
仏「いや、期限は切れたし。1ラウンドにつき金15くれれば攻めないと約束する、というのはどうだろうか?」
ビ「それ、ドイツだけじゃなく我々も同じ条件なのかな」
仏「まあ、そうだね」
英「ふーむ。国内をなんとかしたいから考えなくもないが……」
独「ふ、ふざけるな。まだ搾り取ろうってか」
敵に金15を渡すということは、彼我の所持金の差が30開くということである。
相手と30の差がつくというなら、戦闘力9に対して戦いを挑んで消費する金のほうが少ないのではないか?
独「ビザンツ皇帝、イギリス王、ちょっと話がある……」
ドイツは、「攻めて来たら考える」という姿勢の2国に対し、フランスとの徹底抗戦を訴えた。「初手であるドイツが必ず3年間シャンパーニュを攻めるから、2番手3番手のビザンツとイギリスも、フランスが防御カードを使い切るか、2年分かはフランスを攻めてくれ」と。
3国の間で条約が結ばれた。
独「さあどっちも得をしない戦争だぞ! 次のラウンドでもこれを続けるのかどうか、よく考えるといいよ」
仏「ふむ。言っておくけど、防御に使っても一発は殴れるからね」
イヤーカードは防御に使えるが、最低1枚は自分の活動に使用しないといけない。なので、最後手番のフランスも4枚までしか防御には使えないのだ。
さて。ドイツは条約通り、フランダースからシャンパーニュを攻撃した。フランスはしかたなく3回防御。防御には金1払えば、戦闘力9と新戦術の+3で十分に効果数を0にできるので、フランスは金3使っただけ。ドイツは1回に金7〜8は軽く使っているのに。もちろん、征服は全て失敗。
途中、下がってしまったフランダースを+1しただけで、ラスト1枚は防御用に保持。
●ビザンツ(335)金526 植民:セルビア91点
恨みを買うような行動は極力避けたい……と、皇帝は乗り気ではなかった。なにしろ次ラウンドから1/6の確率でモンゴルが現れるのだ。
しかし、フランスの増長は止まりそうにないので、ここはドイツに協力するしかない。
シチリアから攻めやすそうだが喉元に食い込める位置にあるアラゴンに征服を試みる。フランスはイギリスからの攻撃のためにカードを保持したいのか、防御せず。
それでも最初の攻撃はカードの内容で失敗。二度目でようやく征服が成功。アラゴンはビザンツの領地となった。
あとは、起点にして下がったシチリアを+1、キエフを+1で終了。
●イギリス(535)金414 植民:アイルランド77点
前回、後継者なしを引いてそれどころではないイギリスも、条約は守る。
ウェセックスからノルマンディーに征服を仕掛けた。ノルマンディーはオイル語エリアで唯一の人口値0のエリアなので、一撃で征服される恐れがある。フランスは防御にカードを使った。これでフランスは防御ができなくなった……。
イギリスはさらに攻めることもできたが、そんなことをしている場合ではない。
ウェセックスを+1し、ポンメルン、リヴォニア、プロイセンの不穏をとる。
収税でデンマークが不穏となった。
●フランス(935)金479
さて、フランスである。
使えるイヤーカードは残り1枚。
だが、戦闘の天才であるフランス王はこの大戦状態を楽しんでいた。
「べつにいい。こっちの守りは金4で、敵は金を使いまくるわけだし。経済的にダメージを与えているのと変わらないからな。この1枚で防御のないビザンツかイギリスを叩いてもいいけど、まあここはドイツを殴って防衛費をさらに吐き出させるってとこか……」
と、鼻息荒く3国相手の戦いに挑んだフランス王がイベントカードをめくる。
後継者なし!
ナポレオンばりに欧州全域に喧嘩を売った途端、頼みの戦闘の天才が王朝ごと消えるとは……。
茫然自失のフランス。なにしろ……。
天才亡き後の、新王朝の王は
233。
さらには、
サルディニアとヴァレンシアで反乱が起こり中立化。
あんなに横暴な態度に出た直後にこんなのって……。仕返しされたら終わりだ。
「ど、どうしよう……」
震えながら、とりあえず、カード「領有主張の継承」で領有主張のあるサルディニアを支配し直す。ヴァレンシアに使っても良いのだが、要塞が建っている分、サルディニアのほうがお得という判断。
さらに最後のイヤーカードを使って、もし新勢力が現れてしまったら一番痛い、そして収税額も大きいロンバルディアの不穏をとる。
【1201年】87ラウンド
世紀の変わり目なので教会チェック。合同したまま。
デンマークに新勢力!
イギリスはデンマークが不穏だったため、戦闘5の新勢力が出現! イギリスはフランスを攻めている場合ではなくなった。
スウェーデンに侵攻してきた敵をイギリスが3回防御。
デンマークが−3されて弱体化した新勢力は、「略奪」に方針転換。今度は人口の多いザクセンを攻めてきたが、ドイツに防御される。戦いに明け暮れていたので、新勢力ではとても太刀打ちできない……という感じ。
●フランス(233)金471
アジア不作。
仏「あの戦争は前の王朝がしでかしたことで、もう関係ないんだ……ってわけにはいかないかな」
独「は? 知るか。色々と忘れてないからな。まだ戦争は続けるぞ(ていうか、ロンバルディアとトスカーナは絶対に取り戻すからな)」
ビ「まあ、こっちはこれ以上、新王朝の領地を攻める気はないよ(それより毎ラウンド、新勢力で4が出ないことを祈るしかない……)」
英「とりあえず、今はかまってられないが、謝って済むってもんでもないでしょ」
仏「みんな、それどころじゃないし、戦わないでいこうよ、ねっ?」
独「不可侵条約とかは結べないな。前のラウンドの戦費を補填してくれれば、とりあえずこのラウンドは攻めないでやってもいい」
英「右に同じ」
ビ「私はべつにいらないよ。とにかく戦わないでくれ」
というわけで、フランスはドイツに金15、イギリスに金10を支払った。
その後、ブルゴーニュ、プロヴァンス、トスカーナ、レオン、カスティーリャの不穏を取る。まだまだ不穏は国中に残っている。
●ドイツ(352)金484 植民:オーストリア84点
南仏豊作。
なんだかんだ言っても、ドイツも国内を立て直したい。
シュヴァーベンで要塞を強化し、ハンガリーを+1して不穏を取った。
●ビザンツ(335)金532 植民:セルビア95点
「王領の拡大」を引き当てる。
「フランス新王朝の領土は攻めない……とは言ったが、
アラゴンを返す気はないし、ヴァレンシアが中立のうちに征服したいな〜」とは思っているビザンツ。
とはいえ、今はフランスの引いたアジアの不作を回復するので手一杯だ。
アジア、トレビゾンド、キリキア、アナトリアを+1。←内政ではかなりの好成績
収税でシチリア、キリキア、イェルサレムが不穏に。
世界中、不穏だらけだ。
●イギリス(535)金373 植民:アイルランド82点
東欧で不作。その結果、リトアニアで反乱が起こり中立化してしまうイギリス。
後継者なしのダメージも癒えないうちにデンマークに新勢力は出ているし、大打撃だ。
まだスコットランドもウェールズもアイルランドも不穏のままだし……。
だが、デンマークの新勢力の攻撃を防いだので、イヤーカードは二枚のみ。
なによりもまず、放っておくと次ラウンドも攻めてきてしまうデンマークを攻めるしかない。
と、攻めたが失敗した上に、王は死亡してしまった。デンマーク王に返り討ちに遭うとはっ。しかも、後継者は最弱の
133。
それでもラスト1枚では金を積んでデンマークを征服。先王の仇を討った。
プレイヤー同士の争いが続いた上に後継者なしやら新勢力やらで中立エリアが出まくり、ガタガタの状態。こんなところで、モンゴルが出たら大変なことに……。
と、27と28と二回に渡った今回のプレイは、ここまでにしておこう。
(以下は記録)
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【1201年(87ラウンド終了時)までの結果】
●ドイツ(宮廷:ロートリンゲン/言語:高地ドイツ語)。
国王は352。「王領の拡大」2枚、「教会への影響力」「領有主張の承認」保持。
金:484
・ロートリンゲン 領有あり +3 要塞2 9点
・フランケン 領有あり +3 要塞2 改宗済み 9点
・バイエルン 領有あり +3 要塞3 9点
・シュヴァーベン 領有あり +2 要塞3 8点
・オーストリア 領有あり 要塞2 −2 非ヨーロッパ語 改宗済み 植民84 4点
・スイス 領有あり +2 要塞3 不穏 8点
・ザクセン 領有あり +2 要塞3 改宗済み 8点
・ブランデンブルク 領有あり 要塞2 −1 非インド・ヨーロッパ語 植民8 5点
・ハンガリー 領有あり 友好 +2 要塞3 邪教 不穏 8点
・ボヘミア 領有あり +3 要塞3 9点
・フランダース 領有あり 友好 +3 要塞3 9点
・ヴェローナ 領有あり +3 友好 要塞3 9点
オーストリアに植民中。植民ポイント:84
ブランデンブルクに植民中。植民ポイント:8
※スラブ語邪教の改宗30点
※ザクセンの邪教の改宗5点
※フランケンの邪教の改宗5点
※オーストリアの邪教の改宗5点
合計140点
●フランス(宮廷:イル・ド・フランス/言語:オイル語)
国王は233。「戦術の進歩」、「領土の継承」保持。
金:471
・イル・ド・フランス 領有あり +4 要塞 10点
・ノルマンディ 領有あり +2 要塞3 8点
・シャンパーニュ 領有あり +3 要塞3 9点
・アンジュー 領有あり +2 要塞3 8点
・アキテーヌ 領有あり +1 要塞3 不穏 7点
・ブルゴーニュ 領有あり +2 要塞3 8点
・ツールーズ 領有あり +2 要塞2 不穏 8点
・プロヴァンス 領有あり +1 要塞2 7点
・コルシカ 領有あり +1 要塞2 不穏 7点
・サルディニア 領有有り +1 要塞2 7点
・トスカーナ 領有あり +3 要塞2 9点
・ロンバルディア +4 要塞3 不穏 10点
・レオン 領有あり +1 7点
・カスティーリァ 領有あり +2 要塞2 8点
・ポルトガル 領有あり +2 不穏 8点
・グラナダ 領有あり +2 要塞2 不穏 8点
・コルドヴァ 領有あり −2 不穏 4点
※レコンキスタはボーナス無し。
合計133点
●イギリス(宮廷:ウェセックス/言語:アングロ=サクソン語)
国王は133。「伝道の成功」「外交上の成果」×2 「領土の継承」保持。
金:373
・ウェセックス 領有あり +4 要塞3 10点
・マーシア 領有あり +3 要塞3 9点
・ノーザンブリア 領有あり +3 要塞3 9点
・ウェールズ 領有あり+1 宮廷と同言語(植民完了) 友好 要塞2 不穏 7点
・スコットランド 領有あり −1 友好 宮廷と同言語(植民完了)要塞2 5点
・アイルランド 領有あり −2 宮廷と同言語(植民中82点) 友好 要塞2 不穏 4点
・フリースランド 領有あり +2 要塞3 8点
・ノルウェー 領有あり +2 要塞3 8点
・スウェーデン 領有あり +2 要塞3 8点
・デンマーク 領有あり −2 要塞2 不穏 4点
・ブリタニー 領有あり +1 要塞3 7点
・プロイセン 領有あり 0 要塞2 カトリック 6点
・ポーランド 領有あり +3 要塞3 不穏 9点
・ポンメルン 領有あり +1 7点
・シュレジェン 領有あり 0 要塞3 6点
・リヴォニア 領有あり −2 カトリック 4点
・ノヴゴロド 領有あり +1 要塞2 東方正教 不穏 7点
※北欧三国、東欧の三国の邪教を改宗して30点
※ウェールズの植民で5点
※リトアニアの改宗で5点
※スコットランドの植民で5点
合計163点
●ビザンツ帝国(宮廷:コンスタンチノープル/言語:ギリシャ語)
皇帝は335。「横領の拡大」、「教会への影響力」、「外交上の成果」を保持。
金:532
・コンスタンチノープル 領有あり +4 要塞3 10点
・トレビゾンド 領有あり +2 要塞3 8点
・アジア 領有あり +3 要塞3 9点
・キリキア 領有あり +2 要塞3 シリアを部分征服 不穏 8点
・アドリアノープル 領有あり +3 要塞3 9点
・ギリシャ 領有あり +3 要塞3 9点
・アナトリア 領有あり +1 要塞3 ギリシャ語(植民完了) 7点
・アルメニア 領有あり 0 要塞3 6点
・イエルサレム 領有あり +2 要塞2 不穏 8点
・ゲオルギア 領有あり −2 4点
・ハザール 領有あり −3 3点
・ステップ 領有あり −3 不穏 3点
・キエフ 領有あり 0 要塞2 東方正教 6点
・リャザニ 領有あり −1 5点
・モスクワ 領有あり −1 5点
・マケドニア 領有あり 0 要塞2 ギリシャ語(植民完了) 6点
・セルビア 領有あり −1 要塞2 ギリシャ語(植民中95点) 5点
・ブルガリア 領有あり 0 要塞2 6点
・ワラキア 領有あり 0 非インド・ヨーロッパ語 6点
・クロアチア 0 領有あり 東方教会 6点
・ヴォリニア 領有あり 0 カトリック 6点
・シチリア 領有あり +2 東方正教 要塞2 不穏 8点
・アプリア 領有あり +1 要塞3 東方正教 7点
・ナポリ 領有あり +1 要塞2 7点
・ローマ 領有あり +2 友好 要塞3 8点
・ヴェネチア 領有あり 友好 +4 要塞3 10点
・アラゴン 仏の領有あり −1 不穏 5点
※東スラブ語邪教の改宗で20点
※マケドニアの植民で5点
※アルメニアの植民で5点
合計210点
●中立エリア
・スモレンスク +1 東方正教
・リトアニア 英の領有あり 0 カトリック
・シリア −2
・ヴァレンシア 仏の領有あり +1
以上。
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