昨日、先週観た「ハッピー・デス・デイ」の続編を観にTOHOシネマズ日比谷まで行くことにした。
他ではやってないし、auマンデイで月曜しか1100円にならないので、月曜に行くしかないのだ。
で、どうせ都内へ出るなら、土用になる前に鰻を食べておこう〜と思いたち、神田に寄っていくことにする。コンビニやスーパーでは絶対買わず、鰻は専門店で食べるだけ――というルールでやっているのだが、それもそろそろ見直さなければならないかもなあ……。
行きの電車内で座れたので仕事をしていたら、次の駅で乗ってきた年配の方に「角川の人?」と声かけられた。ゲラの封筒を持っていたからだろう。
「違うんですよ。私は自由業なんです。角川さんのお仕事してるだけで……」と説明したが、どうもピンときてないようで「私は有楽町の角川の映画館でよく観るんですよ。いいのやってるんでね。お世話になってます」とか言われた。いやいや、私にそう言われてもなあ……。
というわけで、神田で降りて「うな正」で鰻重。
2050円でこのたっぷり感、やはりいいな。美味いし。
ここだと一番高くても3000円しないのが助かる。
まあ、カウンターだから落ち着かないけど。
で、神田から有楽町までは近いから歩くことにした。
斉藤コーヒーで一服してから、まずは東京駅を目指す。曇りだったが蒸し暑い。丸の内側を通り過ぎて有楽町へ出るころには暑くてたまらず、映画まではまだまだ時間があったので手近のビルに涼みに入った。
上の階にKEYコーヒーのカフェがあるので行ってみると、なんとその上階が角川の映画館だった。いや、まったく知らなかったのになんたる偶然。
25日までは『新聞記者』やってて、次は市川雷蔵祭だそうだ。たしかに面白そうだな。しかし、偶然にしてもすごいな……。
で、映画。
いやあ。最高!
先週の一作目と合わせて、この映画、本当に好きだ。私の好きなものがいつくも詰め合わされているって感じ。
一作目では、ループと殺人鬼とキレたヒロインの無茶っぷりと、それでいてトラウマを乗り越えるいい話もあるってのとが融合して最高だったが、「なんでそんなループが起こるの?」については全く説明がなかった。でも、それはそれで法則性みたいなものはでっちあげられているので「まあいっか、面白いし」ってなっていたのだが、なんと二作目では、その辺が説明されていくどころか、そこがメインになっていく。完全にバカ話。
始まった瞬間、「あ! なになに、今度はそうくるわけ!?」ってなって、わくわくさせる。しかも、そのあとの展開がすごくて、「うはあ〜。一作目ではあれだけだったあいつをそう使うの?」ってなる。
でも、そこからどうやって、またあの「くり返し」に持っていくんだ? と思ったら、更にすごいことに……! いや、展開はかなりB級なんだけど、いいんだよなあ。よくできてる。これね、ジェシカ・ローテの魅力のおかげだね。この子、本当にいいぞ。可愛くって気っぷが良くて演技が素敵。
で、結局、覆面の殺人鬼に狙われて死んでは18日の月曜日に戻るくり返しになるんだけど、犯人が前回とは違うという素晴らしい展開。当然、予知はできない。
いやあ、面白すぎるよ。
でも、真面目な部分もちゃんとあるんだよなあ。ヒロインの葛藤とかも、ストーリー上で生まれてくるし。よくできてる。
謎はまた解かなきゃいけないけど、「何度も死んでいる」という経験が、ヒロインを強くしているのもいい。弾けちゃったときのクソ度胸が、またいいんだよね。
ラストの展開はちょっと失速ぎみだったかな〜という気もしたが、ここまで来たらそれも許せちゃう。
というわけで、実にバカ映画で最高にハッピーだった。
ジェシカ・ローテのファンになったね。
これはDVD買っちゃうかも。
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