■サドルの位置が決まってきたみたい!
0くんサドルの前後位置が腰の位置にフィットし始めたみたいですね。腰の位置はペダリングでとっても重要なので、迷ってしまうことはよくあることです。ダンシングしていてパッと腰掛けても、気持ちよくペダリングできると気持ちいいですからね。
僕も、そういうサドルの前後位置を探すために数年かかったことがあります。気に入っているサドルがダメになって、新品に交換した途端に合わなくなったこともあります。走りながら腰の位置をもぞもぞ探すことになって、落ち着かないな〜ということがありました。
だから、サドルの位置はあまりに微妙で、ここがいいと感じたら、絶対に動かしたくありません。メジャーで測って調整しても、元の位置と微妙に違ってしまうんですね。だから、絶対にサドルの位置を動かさないベンチマークにしているバイクがあります。
サドルを前後に動かすと、ハンガー中心から腰までの距離が変わるので、1mmとか2mmのサドルの高さの調整が必要になります。低回転の高トルク、高回転の高トルクでペダリングが変わり、腰の位置も前後に大きく変わります。大きい腰の移動が走行中に行われています。
低回転は後ろに、高回転は前に腰が移動します。移動幅は個人差が大きく、20mmから100mmくらい移動するライダーがいます。100mmも移動するライダーは、ハンガー中心と腰との距離が近くので、サドルの高さを上げたくなる。前乗りを意識したセッティングだ。
毎分60回転から120回転くらいまでのペダリングで対応しています。これが、サドルの前後位置の最適化やサドルの高さの微調整が必要で、迷いやすいポイントです。平地や上りで何度も走って腰の位置と、その腰の位置にフィットするサドルの位置を探します。
体重を利用して高トルクで踏み込もうとすると、腰を前へ移動してペダリングします。サドルから腰を浮かせたダンシングを思い浮かべてください。究極の前乗りがダンシングです。短時間のパワーを発揮できますが、エネルギーの消耗の大きいペダリングで、継続することはできません。
サドルの位置が決まってきたら、今度は気になるのがブラケットのグリップ位置です。ブラケットの握る位置を持って走ると近いなという感じがあったら、ブラケットの先端を握ってみてください。握っていた位置より何mmずらすと気持ちよく走れるかをチェックしてステムの突き出し寸法に反映させます。固定する高さも重要です。
グリップしている腕は、肘の角度は90度から120度の範囲で、腕が伸びきった状態ではストレスになってしまいます。低すぎるグリップ位置も、短時間なら力を発揮できますが、上半身にストレスにな理ますから、ここでも寸止めのポジションが重要で、短時間力を発揮できるポジションではなく、100km走ってもゆとりのあるポジション作りが重要です。
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