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2020年08月07日04:38

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水は空気抵抗の800倍と言われている!

■水は空気抵抗の800倍と言われている!

ロードバイクで前を走るライダーの1mから2m後ろを走ると、前のライダーより10%くらいパワーセーブしても付いていける。それは後ろに付いて走ると空気抵抗を避けられるからだ。まっすぐ風が当たっている時は真後ろについて走ればいい。

右方向から風が吹いている場所では、前を走るライダーの左斜め後ろへ付くと空気抵抗を減らせる。前に3人が走っていたらかなり空気抵抗を減らせる。実際のロードレースやサーキットエンデューロ、ロングライドの集団走行で使えるテクニックだ。

ただし、顔を上げて30mくらい先を見て、真っ直ぐ走らないと集団走行が危険だ。コーナーを曲がるのも走行ラインを守って、早く走りたいと、アウトインアウトで走るの単独走の時だけだ。ラインキープで走っている選手の目前を横切るようなことすると事故の原因を作っているようなものだ。

アウトインアウトのラインどりは、確かにスピードを落とさないで、バイクを倒し込んで走れるので、安全のためにラインキープして走るライダーより、速くコーナーを走れるのだが、近くを走っている選手の走行ラインと交差することになって、接触や転倒の原因になる。

前を走る選手との間隔も平地で1mとか2mでは詰め過ぎだ。そんなに赤の他人を信じるのもどうかと思う。右に左にフラフラ走ったり、急にブレーキをかけられたら、接触転倒の原因になる。真っ直ぐ走れよと怒鳴る前に、そんなの見てれば分かるんだから。そういうライダーに付いちゃダメなんだ。怒鳴ってその場で解消するわけじゃないでしょ。自力で安全な場所を確保すべきだ。

クローズドサーキットの個人のタイムトライアルではないので、レコードラインを走ることはできない。集団走行では絶対にやってはいけない。目の前を横切ったり、アウトインアウトで隣を走る選手に接近したり、たまたまど事故っていないのは、周りの選手が逃げてくれているからだ。集団走行ではラインキープの窮屈な走りが必要なのだ。

ショップのライドなどで集団走行を経験すると、後ろに付いて走る楽さを体験できるだろう。時速20kmくらいからドラフティング走行の効果を体験できる。近くに付くほど楽だから、ついつい接近して走るようになって、追突や接触事故を起こしがちだ。時速20kmで走っていると、1秒間に5m進んでいる。

人間は、前を走るライダーがブレーキングするのを見て、ブレーキレバーを引いて止まるまでに早くて0、5秒かかる。車間距離が2mでは近すぎるのだ。バイク1台分で約2mだから、それ以上の車間距離をキープして走ろう。前を走るライダーが急に止まったら、どっちかへずらして止まることを決めておくと早く逃げられる。

集団走行の場合は、自分が追突したり接触する可能性があるだけでは無く、後ろを走っているライダーに追突される可能性もある。とにかく顔を上げて広い視野を確保して、状況を把握して予測しながら走ろう。ついつい前を走るライダーの後輪に集中してしまいがちなのだ。そういう時に急に止まられて追突しがちだ。広い視野を保って走っていれば、次の行動を予測できて、避けることができる。

時速50kmで走っていると、前に進むエネルギーの半分が空気抵抗のために消費されている。ぴったり後ろに付いて走ると、後ろに付いて走るライダーは10%少ない力で時速50kmで走れるのだ。DHバーで先頭の選手が走ると、0、5km分パワーセーブして走ることができる。

スイムの場合は、空気と水で抵抗は800倍になる。つまり、競泳ではどんなに速くても、時速は6kmから7kmになる。100mの陸上が時速45km、バイクは1時間の平均が55kmで、スプリントになると70km以上になる。ということで空気抵抗との戦いとも言える。競泳はコース分けされているのでドラフティングができない。

だけど、トライアスロンもオープンウオータースイムもコースわけがないので、ドラフティングが可能なのだ。なにせ水の抵抗が空気の800倍なので、その効果は大きく、競技としては重要なテクニックだ。前のスイマーのキックする足に手先が触れるっくらいの距離で泳ぐと効果的だが、腕やキックする足との接触もあるので注意する必要がある。



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