mixiユーザー(id:12593070)

2020年08月05日02:51

180 view

また来るか弱虫ペダルブーム

■また来るか弱虫ペダルブーム

高校生の自転車競技部のロードレースの物語だ。漫画だから当然荒唐無稽な場面展開もある。漫画は舞台にもなったし、アニメーションにもなったし、実写にもなって弱虫ペダルのブームを作り出した。自転車業界に、今までにないスポーツ車ブームを作り出した。

この、弱虫ペダルブームに乗ったブランドもあるし、販売拡張のチャンスとして10万円代のロードバイクが次々に売れて、売り上げが伸びたが、ブームはブームで、しぼむときは早い。3年は持たなかった。2年目に大量発注して、3年目には見込みを誤って、大量の不良在庫を抱えて、値引きセールとなった。

それでも10万円代のロードバイクが売れて、ステップアップして20万円30万円の本格的なロードバイクへ移行する人は思っている以上に少なかった。それは、中古車市場を見れば一目瞭然だった。弱ペブームの終焉とともに、大量の10万円代バイクが放出されて中古車市場が賑わった。

サーキットエンデューロに出ると、弱虫ペダルのブームは肌で感じた。ロードレースの走り方、マナーや暗黙のルールを教わっていない、斜めに走ったり、コーナーをラインキープでなく、アウトインアウトで走ったり、好きなように走っている危険な走りをするライダーが急に増えた。

チームプレーとかアシストとか、先頭交代とか、知識だけは頭でっかちだけど、周りのライダーを見ないで好きなように走っている。実業団クラスのレースでこんな走りをしたら、注意を受けるし、ぶん殴られても文句が言えない雰囲気だった。クラブチームや登録チームでは先輩レーサーやコーチに基礎を教わっているはず。

ドラフティング走行の間隔、集団内のラインキープ、顔を上げて真っ直ぐ走ることなど、基礎テクニックやマナーをきっちり教わっていないので、サーキットエンデューロの集団走行は混走状態なので、危険極まりない状態になっている。

パンデミックでイベントは壊滅状態で、アフターコロナでどう変わっていくかが注目だ。もう、場所は用意してやったんだから好きなように走れ、安全走行より参加人数のみ重視する主催者や、不便さをいつまでも放置する、ホスピタリティの感じられないイベントは生き残れないだろう。

茄子アンダルシアの1と2に始まった自転車アニメの流れが、弱虫ペダルへ繋がっているが、再度盛り上げようと、プロモーションが始まっているが、アニメ、コミックス、実写映画、舞台でうまくいくのだろうか。第1次ブームの末期のような寂しい投げ売りにならないように、サイクルショップは慎重にサポートしたほうがいい。

買い手も通販ショップで手に入れると、走るノウハウも手に入らないし、安全に走るための整備も相談できないし、楽しい自転車生活に必要なことを自ら放棄するようなものだ。今まで、ネットショップがメンテナンスを実店舗のようにやってくれたり、メーカーからの回収通知などをユーザーに伝えたとか、聞いたことがない。

ヘッド小物の緩み、ハンドルが真っ直ぐに固定されているか。ホイールの着脱。パンク修理。ブレーキの修理を教えてくれたとか、どんな手入れをすればいいのか。オーバーホールをしてくれたなんて聞いたことがない。車検なしの車を売りっぱなしにしているようなものだ。時速30km以上出ますからね。

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する