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2020年07月29日00:37

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シートセットバックとタイムのフレーム

■シートセットバックとタイムのフレーム

タイムのフレームを乗り継いでいる。VXRSアルチウム、エッジVXRまでは、シートポストはラウンドタイプの純正品が付いている。シートチューブがラウンドタイプで。VXRSが27、2mm、薄いカーボンチューブで280mmの長さがある。

VXRSアルチウムの場合は、その長いシートポストを差し込むことで、シートエクステンドタイプのフレームを補強しているのだ。短く切ることはできない。シートチューブがシートラグを通過して延長されているのだが、軽量化のため薄いチューブが採用されているのだ。
シートポストの径とシートチューブ内径が、空気も漏れにくいほどの精度で作られている。

特殊なアルミ合金製の専用クランプ金具の2本のチタンボルトを指定トルクで締めると、シートポストはしっかり固定できる。シートチューブにはクラックの原因になるので、割は入っていない。初期モデルのVXRSアルチウムや、世界選ロード優勝アニバーサリーモデルのVXRSワールドスターのクランプ金具のボルトはチタン合金製だった。

後年、300台の限定発売されたVXRSは、クランプボルトがスチールに変更された。シートポストはラウンドタイプだった。僕の乗っているのは、XXSサイズで、ホリゾンタル換算だとハンガー中心からのフレームサイズは515mmに相当する。シートチューブのアングルは75度相当なので、サドルの最適な位置に設定すると、付属のシートポストでは位置を出せないのだ。

そこで採用しているのが、WRのRSRというモデルだ。75度のシートチューブに付属の2本ボルト止めで固定すると、サドルのセンターが74度がギリギリでした。あと10mm後ろへ下げたい。この位置での1度は、ちょうど前後位置で10mmに相当する。

RSRシートセットバックのヤグラなら、シートポストとしては少し重いけど、73度の位置へ加工することなくサドルを後ろへ引けるのだ。しかも、2本ボルト止めでサドルの取り付け角度も細かく調整できる。前後共6mmネジのヤグラ小物が採用されている。

エッジはシートポストは短いアルミ合金製の2本ボルト止めがセットされている。シートポスト径はなんと28mmという特殊径です。エッジは肉厚があるので、短いシートポストを使えます。シートチューブ角度は75度なので、WRにRSRを特注することになって、手に入れるまで3ヶ月かかりました。

インスティンクトからシートチューブがエアロ断面になって、シートポストがエアロの形状のカーボン製で、ヤグラは2本ボルト止めで、後ろが6mm径ボルト。前が7mmボルトに変更されました。それ以後のタイムの上級フレームは、フルディティのみがラウンドチューブです。

最後のカーボンラグモデルのZXRSエアロ形状でした。それ以後のセミモノコック工法の、エアロロードの流れで、シートチューブはエアロ形状になり、エアロシートポストが採用されました。シートエクステンドモデル(トランスリンク)も、シートラグまでのモデルもエアロ化されました。

シートクランプ金具は左右から絞り上げて固定するタイプでしたから。上下の2本のボルトを、少しでもトルクオーバーで締めると、エアロ断面の軽量で肉薄なカーボンシートポストへ食い込んでしまいます。ティアドロップ断面の、後ろの直線部分にクランプ金具の力がかかって、ひび割れることがあるので、クランプボルトの締め付けはトルクレンチで管理したほうがいいです。

エアロのシートポストのヤグラでは、普通のサドルを後ろへ引くことができないので、ヤグラを加工するしかないと思いました。多分、レールの直線部分が長い、SMPのサドルしか後ろへ引けません。そこでヤグラ金具を色々集めました。丸いテーパー状の金具ですが、この小物だけを売っていないので、シートポストごと何本も買いました。

ところが、この小物のネジは6mm径ばかりで、前のボルトが7mm径なのでネジを7mmに切り直さなないと使えません。大きなホームセンターの工具のコーナーのタップを探しても7mm径の単品売りのタップは、ほとんど見つかりません。それでも諦めずに探しました。すると台湾製のタップとダイスのセットの中に7mm径の08のタップがありました。

ヤグラの小物を万力に固定するか、バイスに挟んで固定して、7mmタップでネジを切り直すと、問題なく使えました。使いたいサドルをどのくらい後ろへ引きたいかを見極めます。ヤグラ小物にまるヤスリでサドルのレールが収まる溝を削り出します。サドルのレールは先端よりは狭くなるので、1個1個レールの幅に合わせながら削ります。

レールが狭くなって横からヤグラの小物がはみ出すので、その部分をグラインンダーで削り落とします。こうすると、サドルを後ろへ引いた状態でヤグラに固定することができます。アルミのヤグラ金具と、カーボンレールやスチールレールが滑らないように、接触する部分にわずかにゴム系ボンドを塗ってから組み上げます。

こうしてスリップ止めをしておくと、振動でヤグラが緩みことがなくなります。もうすでにこのシートセットバックの加工は、黒姫合宿にきたタイムユーザーのために10年前から取り組んでいます。サドルに合わせたレールの幅に合わせたモデルをいくつも作ってあって、フィッティングの時に、ポジションの最適化へ、すぐに対応できるようにしてあります。


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