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2020年02月27日21:02

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最近の相棒は見ていて疲れない?

■最近の相棒は見ていて疲れない?

テレビ朝日の人気刑事ドラマの相棒は、何代目かの相棒の入れ替えがあって今の反町さんに至っている。水谷さんの右京さんのキャラクターは頭のいい、ちょっと空気の読めない正義漢的なエリート街道からドロップした警部役だ。

捜査権の無い部署に配置されて、かなり厄介もの扱いながら、うっすらと一目置かれているという微妙な存在だ。警部殿は気になることを見つけては、捜査にちょっかいを出してはひんしゅくを買っている。警察権力の面子を守りたい意向に反しても正義を追求する彼らは、捜査権の無い窓際族に追いやられても、くらいつくのが彼らの行動パターンだ。

基本設定は貫かれているけど、シーズンが進むとありがちな、無理くりな場面設定に脚本が迷い込むことがある。新しさ、おおっと思わせる意外性を盛り込もうとすると、信ぴょう性というか、もしかしたらあるかもという領域を超えてしまう、これはさすがに厳しくてリアルとかシリアスを飛び越えてしまって、苦しさを感じさせる刑事ドラマになっていることがある。

視聴者としては、1時間以内にすっきりと事件を解決するドラマを見ているつもりだから、こねくりまくった複雑すぎる事件の設定は、途中で登場人物の心理や精神状態が理解不能に陥ってしまうことがある。時々相棒のストーリーに時々それを感じるようになって、面倒臭くなって画面を見なくなって、眠ってしまうことがあった。

謎解きを重ねて明快に犯人へ到達して解決する、痛快な刑事ドラマを見ていたはずが、猟奇めいた犯人とか、常識の範囲では理解できない犯罪者が登場したストーリーが、何だかつまらないと感じてしまうようになった。脚本の才能の枯渇を感じてしまっているのは僕だけだろうか。

実は日常の中で、働いて、人間関係や世の中の動きのあまりの矛盾に腹を立てていたりのストレスフルな日常から、憩いの時間に見るテレビが、興味の全く湧かないバラエティは見る気になりません。流行っている漫才も面白いと笑えません。

テレビで放映される落語は時間が限られていて、いろんな制約を受けているだろうに。古典の落語でも、新作の創作落語でも聞いている方が、芸人の工夫や個性を感じて面白いな〜と思います。上野や新宿の寄席へ入場料を払って行くと、もっと面白いですけどね。

水曜日の夜の楽しみの一つになった、相棒という刑事ドラマの入日本のテレビドラマとしては、時間をかけて入念に作り込まれた脚本も画面も楽しかったけど、最近の相棒には、もう少しシンプルで明快な刑事ドラマを見たいと感じているわけです。

この刑事ドラマがそのままの状態が続くのなら、ディスカバリーチャンネルでもバックグラウンドに流しておいて、興味のあるコンテンツだけ目を向けて、情報のシャワーを受けていた方が頭が休まるし、そんなこともあったんだという情報を得られて得した気分になれそうだ。相棒の脚本家は刑事コロンボやNCISネイビーを見て見たら、シンプルで明快だけど十分に面白いよ。


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