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2020年02月11日04:35

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オリンピック選手コレクター!

■オリンピック選手コレクター!

今、日本ではオリンピック選手の価値と、オリンピック種目で活躍している選手の価値が高まっています。日本チャンピオンやワールドシリーズに上位入賞で、オリンピックのメダルの有力な候補なら、広告代理店が中に立って、数億円という規模の契約金でのスポンサードだって夢じゃありません。

ただし、そのスポーツの社会的な価値が高まったり、エリート選手も含めたみんなが親しむスポーツ文化になっているわけではな陽気もする。ブームとかにわかというような、新しいコンテンツとしてメディアが集中して紹介したりして、楽しむだけ楽しんで消費してしまっている傾向がないわけではない。IOCが選択しているオリンピック種目だってかなり曖昧な採用基準で、乗馬とか射撃とか近代5種とか、ワールドワイドで見てみれば、それほど普及していなくても実施されている場合がある。

スポーツは一部のエリート選手だけのものではない。同じマラソンでも、オリンピックのマラソンもあれば市民ランナーのマラソンもある。日本人は真面目な気質だから、市民ランナーといえどもコツコツ練習を積み上げて、自己記録や目標タイムにこだわってゼイゼイハアハア競争をしている人もいるけど、年齢や体力に合わせて無理なくエンジョイする人も増えて生涯スポーツとしての広がりを見せています。

2時間を切るトップランナーもいるし、5時間か6時間かかって、走ったんだか歩いたんだか分からないような走りの市民ランナーでも、今、トップランナーの大概が履いていて、話題のナイキの厚底シューズをエンジョイランナーが履いて走ったっていいんです。1回のマラソンで消耗してしまうという、高価な競技シューズを履いて、約42kmを楽しめばいいんです。

そんなエンジョイランナーたちが底辺となって、トップランナーたちの凄さが際立って、リスペクトされて価値が高まるわけです。学校などでスポーツを経験した人は、たいていは強くなるとか、早くなるとかを目標にした競技系の取り組みをしているはずです。

真面目な日本人の気質にぴったりの思考方法ですが、市民ランナーレベルでも、競争するスポーツもありですけど、走るモチベーションを支えるのは、お気に入りのスポーツを楽しむ、好きになる、友達を作るでもいいのではという気がします。誰もが日本一とか世界一とか、金メダルはもちろん、強くなるや速くなるのを目指してスポーツしなくてもいいんじゃないかな。

日本一の選手のコレクターというスポーツジムやアパレルメーカーがスポンサーのチームがあります。その選手が育成されて来たプロセスはどうあれ、スポンサードで一本釣りして所属選手としているのです。選手としての才能を家族が感じたり、指導者が見抜いて、時間をかけて、年齢や体の発達や持って生まれた才能に合わせて、競技種目の特性に沿ったエリート教育して、日本のトップに到達しているわけです。

選手の育成は時間的にもエネルギー的にも本当に大変な仕事です。トップ選手になっても世界レベルで活動を続けるには相当の資金が必要です。というわけでスポンサードされて所属先を決めることになります。そういう所属先がジュニア選手の育成にも注力してくれるといいんですけど、ジュニアをいっぱい集めても、日本のトップになるのは一握りで、効率悪いですからね。

プロリーグがある野球、サッカー、バスケットボールなどのメジャーなスポーツでも、夢は誰でも見れますが、全選手の環境が恵まれているわけではありません。才能のある選手がいいコーチと出会って、力を発揮できるチャンスが巡ってきて、力を発揮できた選手が契約を継続できて生き残れるシリアスな世界です。

学校のスポーツにしても、有力なクラブチームやプロチームに所属しても、トップ選手として生き残れるのはほんの一握りです。大多数の選手は強く、速くの競争の世界だけでは大小の挫折を経験して、そのスポーツを嫌いになってしまうこともあります。どこかの段階で競技や競争だけのスポーツから考え方を変えないと、スポーツから離れることになります。

エンジョイでいいじゃないのと、ハードルを等身大にした時に、そのスポーツの楽しさを再認識できることがあります。小さな競争ごころはどこかに残っていて、時々にょっきり現れますが、いまの自分の体力に見合ったレベルでスポーツを楽しむことが幸せなんですね。

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