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2020年02月08日03:12

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■パイオニアのパワーメーターの行方!

■パイオニアのパワーメーターの行方!

先日発表会がありました。パイオニアのワイヤレスのパワーメータシステムの部門がシマノに売却されました。シマノがパワー測定システムを開発していた頃に、パイオニアがこの測定システムの部門をシマノに譲渡するのではという噂はありました。水面下では交渉していたのかも知れません。

何故なら、シマノがパワー測定クランクを開発して、クランクシステムを発売したら、バイシクルコンポーネントを製造して、クランクを製造しているシマノと、パイオニアはパワー測定クランクにおいて競合他社となるからです。クランクの調達が難しくなるでしょう。

パイオニアはクランクを作れません。シマノからクランクを買取ってストレンゲージをクランクに接着して、ワイヤレスの送信機を取り付けてショップへ卸していたわけです。パイオニアのパワー測定クランクは、当初は高価でしたが、センサーが供回りして測定不可能になるなどのトラブルが多発しました。

すぐに価格を抑え、不具合の原因がリファインされた新製品が発売されて普及し始めます。サイクルコンピュータも同時に開発されて、パワーの左右差、クランクの位置ごとにパワーの大きさや方向が矢印表示されるなど、最も高機能で簡単に操作でき、データ解析できるパワー測定クランクとサイクルコンピュータシステムでした。

パワー測定クランクの高い測定機能に見合った、データをわかりやすくリアルタイムで液晶画面に表示できる、高機能の充電式のサイクルコンピュータが開発されたことがこのシステムの優位性を確立しました。測定データのワイヤレス送信システムはアームに取り付けられて、やや後付け感はありますが、最も機能が安定するし、想定データの精度も高いシステムと言えます。

シマノはパイオニアがパワー測定システムをリリースして6年目にパワークランクをワイヤレスシステムで開発しました。ワイヤレス機構と充電池は中空のハンガーシャフト内に収納されています。価格帯はパイオニアを上回っていました。

シマノのパワークランクとパイオニアとの差は。このサイクルコンピュータシステムを自社で専用品を開発したかしないかの差です。フライトデッキなどの消滅など、サイクルコンピュータが苦手と噂されていたシマノは、ガーミンのサイクルコンピュータと組み合わせることを選択しました。

シマノのパワー測定クランクはクランクの各位置ごとにパワーの大きさや力を加えた方向を測定できているということですが。ガーミンのサイクルコンピュータでは細かく表示することができません。パイオニアのシステムは表示できます。明らかにパイオニアのシステムの方が優れています。

パワーの大きさや方向を表示できるので、僕ならパイオニアのシステムを選びますね。パイオニアはローターやシマノなどとの競合他社の製品より価格帯を抑えたパワー測定クランクを毎年キャンペーン価格でセールスしてシェアの獲得を行っていました。

でも、冷静になって考えてみてください。ロードバイクで走って、ペダリングで発揮するパワーを測定したり、左右のペダリングする脚のパワーバランスを知ったり、クランクがどの位置になった時に、どのくらいのパワーで、どの方向へ踏み込んでいるリアルタイムのデータを利用するライダーは何人いるでしょう。

ロード乗りが増えたとはいえ、パワー測定クランクに10万円前後を投入するライダーの世界はニッチというしかありませんビッグビジネスになるとは思えません。パイオニア規模の会社が取り組むべきビジネスだったのか疑問です。

それは、シマノにも言えることですが、20年以上前からドイツのSRMパワー測定クランクシステムの、プロ選手やアマチュアのトップ選手たちの採用がきっかけになっていると思います。レースで実際に使用するバイクにもSRMは組み込まれて、リアルなフィールドでの選手のパフォーマンスチェックに使われて効果を発揮しました。

SRMは当時シンプルな測定キットでMAC対応で25万円くらい、サイエンスキットは300万円くらいで、ストレンゲージ組み込みの専用クランクや専用ハーネスのや記憶装置のついているサイクルコンピュータ取り付けが必要でした。専用ソフトによるデータ解析が必要でした。

世界規模のビジネスをしているシマノですから分かってはいると思います。パワー測定クランクを採用するロードバイク乗りは限られています。それでもこの分野に参入するのは、バイシクルコンポーネントのリーディングカンパニーの意地でしょうか。

そこでパイオニアのこのパワーメータクランクとサイクルコンピュータを開発した部門の買収を決めたのは、パイオニアのシステムの優れている面を認めて、シマノ独自の力で開発時間と投資する金額を考えると、買収がより経済的ということと、いち早くスステムを取り込もうという意欲の表れでしょう。

シマノは電動メカやEバイクコンポーネントの開発を視野に入れて、オリンパスやパナソニックやミノルタなどからリクルートしたスタッフを入れて、この部門の開発能力を飛躍的に高めています。そんなバイシクルコンポーネントメーカーに、パイオニアのノウハウが導入されて、どんな発展を見せるかが楽しみです。


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