mixiユーザー(id:12569023)

2020年02月19日10:28

166 view

人生意気に感ず「某県立校のいじめ問題。新里東小の明子さん自殺問題を振り返る」

◇某県立高校のU君はいじめで追い詰められていた。スクールカウンセラーは「危ない、目を話さないで」と言っていた。自殺をおそれて私に訴える母親の目は必死だった。この生徒は成績優秀で級長までやった。深刻な事態に対し学校は動かないのである。私の頭に、県議時代の上村明子さんの自殺のことが浮かんだ。私はすぐに行動を起こし教育関係のトップに訴えた。この人は事態を察知して即座に手を打ち学校に変化が現れた。母親は「命が救われました」と拝まんばかりだった。このようなケースは全国に多いことだろう。
◇私は平成22年12月の県議会を語ろうと思う。私は上村明子さんの自殺を本会議で取り上げた。私は明子さんの自宅を訪ね遺影の前で母親から話しを訊いたのである。私は当時の大澤知事に向かって発言した。「明子さんの死の背景にはいじめの重圧に苦しむ多くの子どもがいるに違いありません。なぜこの子を助けられなかったのか。恐らくたくさん出されていたシグナルをなぜ受け止めることが出来なかったのか。このような事件を再発させてはなりません。事件が起きると大騒ぎし冷めるとまた繰り返される。この連鎖を群馬で食い止めることが明子さんの死を生かす唯一の道だと信じます。そのために私たちは何をなすべきか。それを問うことが私の今回の質問の目的であります」。
 これに対し大澤知事は答えた。「命を絶つという一線を越える前に子どもが発しているサインを学校現場がしっかり受け止められたかどうかが最も肝要ではないかと思います。こういう問題に校長は常に当初、私の学校にはいじめはなかったと話します。こういう事件に対してもっともっと真剣に見詰める学校サイドの姿勢が問われるのではないかと思っております。もう一度しっかりと掘り下げてしっかり検証していかないと再発防止にならないと思います」。
◇また私は、教育委員長の責任を追及した。委員長が「学校の現場を訪ねると先生方は一生懸命子どもに向き合って指導に当たっている」と答えたことに対して私は言った。「学校は視察に対し準備する。予告なしに飛び込むべきです。混乱はあっても本当の姿が見られます」。
 あれから9年余が過ぎた。県議会で子どもの命を守る教育の使命を語る議員はいないのか。教育の危機は日本の危機。議会の形骸化が言われて久しい。(読者に感謝)

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年02月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829