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2019年10月17日10:03

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人生意気に感ず「19号の警告。八ツ場の存在感。13年懲役の意味。滝行の写真」

◇台風19号は今後の日本の災害問題に重大な警告を与えた。犠牲者の数は日を追って増え、15日あたりで90人を超えた。50ミリを超える雨量に発せられる特別警報が各地で発せられた。「命を守るための緊急の避難を」と訴える報道の声に緊迫した悲壮感があった。私はこのような状況で情報がいかに重要であるかを改めて痛感した。命や財産を守る筈の堤防も想定を遥かに超えた脅威に役割を果たせないことが分かった。命を守るために必要なことを自分で選択しなければならない。それに必要なものが情報であるからだ。
◇想定外を示す雨量は信じられないほどだ。阿武隈川流域では100年に一度の雨量は180ミリと想定されていたが今回現実には230ミリに達した。高齢者など「災害弱者」が激増する時代の知恵が問われている。地方の役割は特に重要である。対応力は地方の特色にかかり、不足のところと余裕の所がある。何が必要かは明らかで、それは地方間の連携である。
 昨夜(16日)、私はある会合で訴えた。「自治体は船に例えられる。首長は船頭である。船頭が判断を誤れば船は転覆する」。あちらでもこちらでも船が漂流を始めた。船頭も乗員も試練の時を迎えている。
◇赤羽国交相は、16日の予算委員会で八ツ場ダムの効果について発言した。膨大な水量をダムがせき止めた為に「下流での大きな氾濫を防ぐのに役立った」との認識である。私は直前の水位ゼロの湖底をみた。そして台風の時、一夜でほぼ満水に達したことを知り驚愕したのである。県当局は私の問合せに対し急上昇した水位は131mで満水まで3mと答えた。湖畔のOさんは電話で「満水までに2・3ヶ月かかると聞いていたのに朝、目が覚めると満水なので驚きました」と語る。Oさんは90歳を過ぎ生きているが、生きているうちに満水の光景を見たいと言っていた元気なおばあちゃんである。異常気象の序曲の時に八ツ場はタイムリーに存在感を示した。
◇目黒虐待死事件は病める現代社会を象徴する犯罪である。同種の事件が頻発する中で、私は父・雄大被告に対する判決を注視した。15日、東京地裁は13年の懲役を言い渡した。検察側は18年を求刑していた。世論の反応は様々で「軽い、許せない」という声も聞かれる。この判決を我が事のように受け止めている人は非常に多いに違いない。
◇9月28日の岩櫃山麓の滝行の写真が送られてきた。吠える滝に打たれる私の姿。19号の時は巨大に荒れ狂う竜に変化したであろう。(読者に感謝)


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