それから、しばらくして
学校から帰ってきたひかるのところに電話がかかってきた。
同じクラスのぶーちゃんこと数崎(かずざき)からだった。
数崎『縁天下、宿題終わったか
』
ひかる『終わった』
数崎『さすがやな
』
ひかる『そうゆう、ぶーちゃんは終わったん
』
数崎『終わったで。といっても照粂(てるくめ)に写さしてもらっただけやけど
』
ひかる『てるるんに写さしてもらった
うちでそんなことしたら、母ちゃんに怒られるから┐( ̄▽ ̄;)┌』
数崎『おまえのおばちゃんは厳しいな
』
てるるんこと照粂は成績優秀、スポーツ万能、そのうえスポーツ刈りが似合うイケメンだ。
だけど、残念なことに不器用でマイペース過ぎるところがある
数崎『これから、遊ばへん
照粂の家で。メンバーは俺と枇杷(ひさらい)と3組の広井(ひろい)も一緒なんだ』
びわちゃんこと枇杷という女子はひかるが心にいじわるしたことをもちろんしっていた。
そして、ひかるが男子に追い詰められたことも。
ひかるがしてきたことは決して許されることではないが、ひかるの気持ちも理解してた。
ひかる『今日は遠慮しておく』
数崎の誘いを断った。
ひかるにしてみれば、心に会うのは気まずいだけでしかないです( ̄▽ ̄;)
それから、数日後
ひかるは心と学校で偶然、すれ違った。
下校前だったので心はひかるに声をかけた。
心『ちょっといい
』
ひかる『うん』
心とひかるは座り込んで話をした。
心『縁天下さんが私を嫌うのは勝手やけど、もうあんなことはしないでほしいんや』
ひかるは頷いた。
そして、これからは良きライバルとしてお互い頑張ろうと誓い合った。
心『うちのおばあちゃんが人を傷つけて喜ぶのは人間としての価値は無いゆうてた
』
ひかる『うちの親も言ってた』
心『もし縁天下さんがまた故意に人を傷つけるようなことがあったら罪の無い人に害を与えるようなことがあったら。
私は芸能界であなたがしてきたことをバラすから
』
ひかる『それはやめて
』
心『それじゃあ、私の言われたことは守ってな
そうじゃないと私が縁天下さんを許したことが無駄になるから』
ひかる、心を決して裏切ってはいけないです
話はまだまだ続きます
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