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2019年10月15日23:35

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毎年、台風により死者が出る国(再掲載)

■一家で川に転落、8歳長男も死亡確認 下流で発見
(朝日新聞デジタル - 10月15日 10:55)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5826438


数年前に書いた日記の再掲載です。

わたくしたち日本人は、世界屈指の災害大国に住んでいます。
 この国で、地震、台風、火山、大雨、津波、大雪、日照りが頻発する日本列島で、わたくしたちは祖先の代から、何度も「歴史的」な大震災に見舞われ、そしてその度に復興してきました。

特に、日本は国土面積が世界の0.3%にも満たないにも関わらず、M6以上の大地震の二割は日本周辺で発生します。さらに、国土が細長く、真ん中に脊梁山脈が走っており、河川の上流から河口までの距離が極めて短いのです。 

 結果、大地震が繰り返し発生するのに加え、台風が来ると川の上流から河口までが一気に豪雨域に入ってしまい、水害や土砂災害が発生します。そのため、日本国民は過去から連綿と公共事業により「国民の安全を守る」事業を続けてきました。
 例えば、利根川は現在は銚子市に流れ込んでいますが、あれは以前は江戸湾に流れ込み、江戸の町に大水害を多発させていました。そのため、江戸幕府(明治政府まで)は利根川を太平洋に流す大工事(利根川東遷事業)を”二百年以上”もかけて完成させたのです。 

過去の日本人は懸命な投資を積み重ね、将来の日本人の命が少しでも助かるように、土木工事を続けてきました。
しかしながら、現在は、将来の日本国民の生命を守る意味もある土木工事が批判され、公共投資が極端なまでに減らされました。


もはや言うまでもありませんが、私たち日本人は、国土保全や耐震化、国土強靭化の努力を怠っても生きていけるような、甘い大地で暮らしているわけではないのです。
一定以上の建設・土木業者を維持していないと、いざというときに復興できないのです。
「談合」はひたすら批判されていましたが、業者で仕事を分け合い、いざという時のために、供給能力を維持するという点に関しては非常に優れたシステムでした。


ちなみに現在の安倍政権は、かの「民主党以上に公共工事の予算を削っています」。
東日本大震災・熊本地震・台風災害・水害が多発している現在においてこの惨状です。



私たち日本人は、いい加減に公共工事の重要性を思いださなければいけないと思います。
さもなければ、自分や、大切な家族の生命・財産は守ることができないのです。
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