万年筆、御代二世サ。

自分が早稲田の古屋万年筆店に蒔絵の万年筆を買いに行ったのは昭和63年12月28日の夕方だった。

大学一年生の冬休みで28日は仕事納めだなんて全く知らなかった、随分な世間知らずサ。翌日なら店は休みで買えなかっただろう。古屋さんも平成2年には閉めたらしい。

爾後30年、本朝万年筆第一のパイロットが創業100年を迎え、母親は戦後間もない頃の株を受継いだ株主だし、万年筆の至彼岸と思う1月の末サ。

曲線グリグリは株主の試し書きサ。