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2021年07月11日20:53

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金曜は……

 金曜は、
 「ブラック・ウィドウ」。
 これは、「アベンジャーズ」シリーズに登場する、ロシアの女暗殺者、ブラック・ウィドウを主人公にしたアクションで、「マーベル・シネマティック・ユニバーズ」の第24作目となる新作映画。主演は、スカーレット・ヨハンソン。共演は、「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー。
 ……だが、公開直後にディズニープラスでも配信開始、と言うディズニーの映画館への背信行為により、全興連は上映を拒否。TOHOシネマズなど大手シネコンにソッポ向かれ、IMAXなどの上映もなし……さすがに、Kinoシネマの小さなスクリーンで観るのも何なので、チネチッタで観る事にした。

 ソコヴィア協定違反で、SHIELDから追われる立場となったブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ。
 かつでのアジトで、“妹”エレーナと再会したナターシャは、エレーナの話から、かつて彼女らを生み出したスパイ養成施設“レッドルーム”が未だ多くの少女達を拉致して暗殺者として鍛え、洗脳状態に置いていることを知る。
 そんな“レッドルーム”の女性暗殺者集団“ウィドウズ”と、その支配者でありどんな能力でも一瞬にしてコピーする最強の敵タスクマスターが2人に迫り、ナターシャは、かつての“家族”を集め、“レッドルーム”を叩き潰そうとするのだが……

 物語は、宣伝コピーにもある、ナターシャがどうして暗殺者となったのか?が中心ではなく、潜入工作時に妹役を務めたエレーナと共に過去の遺恨である“レッドルーム”を潰す方が中心になっている……まぁ、これは仕方ない。スカーレット・ヨハンソンがナターシャを演じる以上、さすがに少女期の物語には出来ないし、アベンジャーズの世代交代を図る「マーベル・シネマティック・ユニバーズ」としては、フローレンス・ピューにブラック・ウィドウを引き継がせたい、と言う都合もあるのだろう。
 映画は、アクションてんこ盛りで、プロローグの飛行機、前半のカーチェイス、そして、ヘリを使ったレッドガーディアンの救出劇、と様々に趣向を凝らし、クライマックスとなるのは、墜落する“レッドルーム”から、自由落下しながらの格闘だ。マーベル・スタジオ作品らしく、ダイナミックかつ、よく作り込まれたシーンの数々は見応えがある。
 また、笑いのネタを仕込んであるのもいい――エレーナが、ブラック・ウィドウのキメポーズを執拗にイジり、終盤では自らポーズを決めておいて「寒っ!」とやるセルフパロディは、さすがにウケた。

 一方、物語としては、“レッドルーム”の悪事である、少女を道具として利用する、と言う図式が、比喩としても余りにも露骨過ぎ、現実社会を投影した社会派の一面を持ち、大人の観賞に応えていた「マーベル・シネマティック・ユニバーズ」としては、いささかひねりが足りないように感じた。そして、意外なくらい「家族」を押し出した内容になっており、そうしたちょっとベタついた部分は、これまでのマーベル作品にはあまり見られなかったもの――この辺りはやはりディズニーの影響だろうか?

 エンドロール後のおまけシーンでは、バートン――ホークアイの名が出た。これが、エレーナがアベンジャーズ加入する事のきっかけか…… 
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