日曜日、昼過ぎまでなら何とか天気保ちそう?――と言う事で、殆ど1ヶ月ぶりにバイクを引っ張り出し、跨がる……まぁ、昼飯食いに行くだけだけど。
午後、109シネマズ川崎で、
「ホムンクルス」。
これは、「殺し屋1」の山本英夫の同題コミックを、「呪怨」シリーズの清水崇監督が実写映画化したもの。
主演は綾野剛。共演は、成田凌に岸井ゆきの。
新宿の路上で車上生活を送る、記憶も感情も失くした男、名越進。彼の前にある日突然、怪しい医者の伊藤学が現れ、報酬70万円を条件に、第六感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術を受けるよう持ち掛ける。
名越は手術後、右目を瞑って左目で見ると、人間が異様な形に見えるようになる――それは、真実なのか、それとも脳が作り出した虚像の世界なのか?
伊藤は、それを「ホムンクルス」と呼び、人間のトラウマが具現化したものと語るが……
この話だが、コミック原作故か、実写化するとどうにもリアリティの欠如が気になる……また、ホラーの名手、清水崇監督の割には、ホラー度低めで、中盤にトラウマ克服の「いい話」が続くのもいささかテンポが悪い。
映画としては、流血や人体破壊、セックス描写もある大人向けなのだし、舞台も新宿なのだから、「いい話」よりも「救われない話」の方がよいようにも思うのだが……
話としては、やはりプレパレーションによる第六感が目覚める辺りと、終盤の謎解きが面白い。
むしろ、「いい話」のヤクザや女子高生のエピソードをすっ飛ばし、伊藤のトラウマと、名越の過去に迫るミステリーとした方がよかったのではないだろうか?
PS
名越が、岸井ゆきの演じる“赤い服の女”に「君の名前は?」と訊くシーン――名前を答える寸前で切ってしまえば、否応なしに、あの映画をイメージさせるものになったのに……惜しい。
PS2
成田凌と岸井ゆきのの2人が向き合ったシーンに既視感があると思ったら……そうか、「愛がなんだ」の2人か。
帰宅後、先日、父親が、
「そう言えばふぐって食べた事がないな」
と言っていたので、ふぐを食いに行く。
せっかくなので、天然とらふぐのてっさ&てっちり。
……このご時世に会食はよろしくない?とは言っても、家族で飯を食ってはいかんのか、って事だよなぁ……
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