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2021年01月19日00:16

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日曜は……

 日曜は、映画2本。

 1本目は、シネマジャック&ベティで、
 「シリアにて」。

 内戦が続くシリアの首都ダマスカスを舞台に、ある家族の緊迫の24時間を描いた密室劇。

 シリアの首都ダマスカス。内戦が続き、住民の多くが逃げ出す中、戦地へ赴いた夫の留守を預かる女主人オームは、家族と共にアパートの一室にこもり、密かに生活を続けていた。そこには、幼子を抱えた上階の住人であるハリマ夫婦も身を寄せていた。
 ある日、レバノンへの脱出の手続きをするためにアパートの外へ出たハリマの夫は、スナイパーに狙撃され、駐車場の端で倒れてしまう。それを目撃したメイドのデルハンは慌ててオームに知らせるが、日中、外に出るのは危険で、助けに行くことはできない。
 だが、オームはハリマを守るため、その事を伏せる選択を下すが……

 この映画、舞台となるのはアパートの1室、窓から見えるのもせいぜいアパートの駐車場まで、と言う密室劇。
 外部からの侵入を拒んで来た室内では、変わらぬ日常があるものの、絶え間ない銃声や、空爆、爆破テロの衝撃が、外が戦場である事を伝える。
 室内にいる男性は、老人と少年のみ。社会を動かす壮年の男性は、強奪と凌辱目的でやってくるという、図式化された人物配置は、これが一種の風刺劇である、と言うことを示し、「戦争」と言うものが如何なるものであるのかを、観客に突きつける――日々の平和な暮らし、そして、命をつないで行く家庭と言うものは、そこにはいない男たちにより、理不尽に破壊されるものである、と……

 見応えのある映画だが、エビソードを数珠繋ぎで見せる展開にいささか工夫がなく、24時間で、最後にリセットがかかってしまうように見えるのが物足りない。
 留守を預かるオームの意固地さが雪隠詰めの状況を生んだ以上、物語的には、部屋を出る所まで描いて欲しかったように思う。


 映画の後、伊勢佐木町商店街の大戸屋で昼食。
 その後、みなとみらいまで、移動がてら散策。

 
 新しい横浜市役所。
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 場所、よ過ぎるんじゃないか?桜木町駅前、みなとみらいの一等地じゃないか……
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 あ、中ではこんな土産も売ってた。 
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 今日の2本目は、Kinoシネマ横浜みなとみらいで、
 「キング・オブ・シーヴズ」。

 これは、英国史上、最高額で最高齢の金庫破りと呼ばれた窃盗団の実話を基に「博士と彼女のセオリー」のジェームズ・マーシュ監督が映画化したもの。
 主演は、名優、マイケル・ケイン。共演もジム・ブロードベント、トム・コートネイ、レイ・ウィンストンと実力派のベテラン揃い。

 愛する妻と平穏な日々を過ごすブライアン――かつて彼は“泥棒の王(キング・オブ・シーヴズ)”と呼ばれていた、金庫破りのプロだったが、妻の為に泥棒稼業から足を洗っていた。
 だが、妻の急死後、知り合いの配線工のバジルから、ロンドン随一の宝飾店街“ハットンガーデン”での大掛かりな窃盗計画を持ちかけられたブライアンは、かつての仲間に声をかけ、金庫破りの計画を練るのだが……

 この映画、予告編だけ見ると、老人版の「オーシャンズ11」のような、軽妙で痛快な犯罪劇、と思わせますが、その実は大分違います。
 犯行の手口を詳細に示す内容は、模倣犯が出るのでは?と危惧するようなもので、その一方で、監視カメラとビッグデータから容疑者を絞り込む、現代の警察の捜査方もしっかり見せる……まぁ、これは実話を元にしているだけに、その気になれば、何があったのかを知る事が出来る、と言う事でもあるのだろう。
 
 そして、映画の中心は、集めた仲間たちの内輪揉めと仲間割れ。
 計画に支障を来した時点で、抜けるのもいれば、ブライアン自身も、若い頃の瞬発力が失われたのを思い知って途中で降りてしまう。
 後は、お約束の獲物の分配で揉め、そうこうしているうちに一網打尽、と……確かに、実話ベースでもあるし、犯罪が割に合う、と言うドラマも作れないのは判るものの、痛快さに欠ける内容には肩透かしを食ったような感じ。

 
 映画の後、表へ出ると……
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 あ、ロドスタの焼き芋屋さんだ。そうか、この辺で営業してるんだっけか……


 帰宅後、今日の夕飯。今日は自分で用意した。
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 日曜だから、とちょっと奮発し過ぎたかな?まぁ、偶にはいいか…… 
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