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2021年01月04日23:33

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冬休み10日目

 昨日、22時前に寝ているのに、何だか寝足りない感じで、まだ眠い……午前中は、まだまだ怠く、何もする気が起きないので、TVを観ながらぐうたら。
 それにしても、あれだけ寝たのにまだ眠い……と思ってるうちに、アレルギー反応で、顔が痒い、目が痒い……こりゃ、体調崩している、っぽいな。無理はしないでおこう。

 午後、ブルク13へ映画を観に行く。
 今日の映画は、
 「Swallow スワロウ」。
 これは、「ハードコア」のヘイリー・ベネットが製作総指揮・主演を兼任したスリラー。監督・脚本は、カーロ・ミラベラ=デイヴィス。
 トライベッカ映画祭主演女優賞他、各国の映画祭で数々の賞を受賞している話題作だ。

 裕福な家に嫁ぎ、ニューヨーク郊外の豪邸に暮らす若妻のハンター。だが、夫は彼女の話を真剣に聞いてはくれず、義父母からも蔑ろにされ、孤独で息苦しい日々を過ごしていた。
 そんな中、彼女の妊娠が発覚する。跡継ぎが出来た事を喜ぶ夫と義父母だったが、ハンターの孤独は深まるばかり。ある日、ふとしたことからハンターは、子供の頃の宝物であったビー玉を呑み込みたいという衝動に駆られ、ビー玉を口に入れ、呑み下してしまう。その行為に、充足感と快楽を得る。異物を“呑み込む”ことで幸福を感じられる事を知ったハンターは、様々な異物を呑み込んでいくが……

 妊婦が、栄養素(特に鉄分)の不足から金属品を食べてしまう事は偶にあると言われる。だが、この物語は、もっと極端な異食症を取り上げた異色の映画。
 主人公のハンターは、富豪の息子の、“美しい妻”として迎えられ、跡取りを生む“母”になる事を期待されてはいるが、彼女の話は誰もまともに聞こうとせず、何をやろうとも相手にもされない……そんな、蔑ろにされるストレスが彼女を追い詰めて行く。異食症は、そんな彼女の、一種の自傷癖として描かれている。
 こうした、蔑ろにされる疎外感や、自己確立の揺らぎなどは、性同一性障害者でもあるカーロ・ミラベラ=デイヴィス監督の体験によるものだろう――監督は成人してから数年、女性として暮らしていた事があり、その際に、女性と言うだけで社会の中で、蔑ろにされ、差別される事を思い知ったと言うのだ。それに加え、性同一性障害によるアイデンティティの揺らぎが、この物語の根底にあるように思う。

 物語は、ハンターの異食症のエスカレートぶりをホラーチックに描いて行き、その原因を追ううちに、彼女の行動の根源にあるものに行き着き、そして、それと対峙して、自己確立するまでを描く人間ドラマへと移行して行く。
 最後に見せるハンターの決断と、彼女の行為は、アメリカでの公開時に議論を呼んだと言う――それは確かにそうだろう。
 だが、それはハンターがハンターらしく生きる為、自分としての人生を生きる為の決断だったのだ。これは、女性が抱える、“生き辛さ”を考えさせるものになっていると思う。

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