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2021年01月03日00:24

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冬休み8日目

 今日は朝から「箱根駅伝(往路)」をTV観戦。

 コロナ禍のせいで沿道には応援団もおらず、のぼりも立てられない異様な雰囲気の今大会。
 1区は超スローペースで始まり、2区では東京国際大を始めとするアフリカ勢留学生が突っ走る、と言う先の見えない展開。
 王者・青山学院は故障者を出した事もあって勢いに乗れず低迷……そんな中で首位に出たのが創価大とは……

 昨年、人気となった“魔法のシューズ”・ナイキのヴェイパーフライを敢えて使わず、ピッチ走法に徹した創価大は、タイム勝負のトラック競技ならともかく、状況が様々に変化するロードの駅伝レースでは大きく崩れない、と言う利点もある、と言うことか……
 実際、横路優勝の創価大のタイムは、昨年のレースだったら9位に相当するものだ、と言うのだから、この往路優勝と言うのは、強豪校が崩れたせいであり、その中で着実に走ってチャンスを伺う、と言う戦略はしたたかなものだ。

 明日は、東洋、駒沢と言う有力校に、逆転の順天辺りがどう絡んで来るのかが見所か……まぁ、“ノリと勢い”を失った青山学院が何処まで粘れるか、と言うのも気になるが……

 夕方、ブルク13で映画。今日は、
 「トップをねらえ! OVA前編/後編」。
 これは、庵野秀明の初監督作品となる、1989年に発売されたOVA作品全6話を、前編(1〜4話)・後編(5〜6話)に分け上映するもの。
 監督は庵野秀明。スタッフは、「オタキング」として知られるガイナックスの初代代表取締役社長の岡田斗司夫が企画・原作、「王立宇宙軍」の山賀博之が初期脚本、平成「ガメラ」シリーズの樋口真嗣が設定、「エヴァンゲリオン」シリーズの貞本義行、摩砂雪、前田真宏が、作画スタッフとして名を連ねている、と言う今から見るととんでもない布陣だ。

 西暦2015年、外宇宙に進出した人類は、白鳥座宙域を航行中に謎の宇宙怪獣と遭遇して、艦隊旗艦のルクシオン号を始め多くを失う。それから7年後、ルクシオン艦長の娘、タカヤ・ノリコは宇宙パイロット養成学校・沖縄女子宇宙高等学校に入学するが……

 これは、岡田斗司夫らしい冗談企画で、「エースをねらえ!」と「トップガン」を混ぜ合わせたパロディとして生まれている。
 しかし、監督の庵野秀明は、企画の軽いノリが気に入らなかったようで、笑える学園コメディ的要素の強かった1話から、物語はどんどん本格SF、そして重厚長大化し、後編2話には笑える要素など殆どなくなって行くのだが……
 (まぁ、それは「エヴァンゲリオン」も同様ではあるのだが)

 作品的には、「ナウシカ」などより新しいのだが、現実に近い世界を描いているので、むしろ古さを感じてしまうし、現在のようにCGを使う事など考えられない時代なので、モニターの表示なども全て手書きであり、近年のアニメがどのような部分を進歩させて来たのかを痛感させられる。
 また、“乳揺れ”やおっぱいポロリなどのエロシーン(現在では何れもTV放送出来ない)も多い……まぁ、20世紀のOVAなど、事実上、男だけが観るものだったからなぁ……こうした部分にも時代を感じる。
 そして、主題歌が酒井法子、と言う事にも。

 上映されたのは、全6話のOVAをそのまま。オープニングからエンディング、予告編まで全部上映してしまうのだが……個人的には、オープニングを幾度も見せるくらいだったら、ビデオにオマケにつけられていた科学解説の方を見せて欲しかったが……

 だが、中盤以降のドラマは熱く、未だに心を打つものではあるし、ラストの「オカエリナサイ」にはやはり涙してしまう。
 今月末の「エヴェンゲリオン」シリーズ完結に向けた“庵野秀明祭り”のイベント上映ではあるが、劇場で観る価値はある、と思った。

 尚、劇場で鑑賞していたのは、殆どが1989年当時にリアルで観たと思しき中高齢の男性ばかり――僅かに若いアニメファンもいたけれど。
 こうした作品を、そんないい年をした男性が観る……やはり、時代は変わったのだ、と思うなぁ。
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