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2020年11月07日01:11

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金曜は……

 昨日木曜、家に帰ると父親が不在……確認すると、入院して緊急手術、となった、と言う。

 そこで、金曜は休暇。
 とりあえず、話を聞くと、白内障の検査を受けていた所、眼圧の異常な高まりがあり、このまま放置は出来ない、と言う事で、昨日、遅くに何とか手術を押し込み、遅いのでそのまま入院となった、と……
 本日、あらためて検査をし、症状が落ち着いている、と言う事で帰宅となった。
 また月曜、検査し、暫くは経過観察をしなければいけないと言うが、とりあえずは日常生活に支障なし、と言う事で一安心。
 でもまぁ、もうムリはさせないようにしないといけないな。

 安心した所で、夕方、映画を観に行く。
 今日の映画は先週日曜、チケット完売で観られなかった、
 「ウルフウォーカー」(字幕版)
 を観る事に。

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 久々の新橋。
 半年ほど前までは週一以上のペースで来ていた新橋だが、夜の新橋は久しぶり、のような気がする。
 ここから、JRの高架沿いに有楽町まで歩く事にするが……
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 高架下はいつの間にかこんなにお洒落なお店が並ぶ空間になっていた。
 あれま。

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 ステーキとビールで夕食の後、ヒューマントラストシネマ有楽町で、
 「ウルフウォーカー」。
 これは、「ブレンダンとケルズの秘密」、「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」のトム・ムーア監督の新作アニメ。

 17世紀のアイルランド。イングランドの護国卿により森の木を切り、開拓の進むキルケニーの町で、イングランドからオオカミ退治のためにやって来たハンターの父に持つ少女、ロビンは、父の後の追って踏み込んだ森で、人間とオオカミがひとつの体に共存する“ウルフウォーカー”の少女、メーヴと出会う。
 メーヴには、魔法の力で傷を癒し、オオカミたちを従える不思議な力があった……

 この映画ですが、謂わば、トム・ムーア版の「もののけ姫」と言った所か。
 神秘の森で巨大なオオカミを母と言う野生児の少女と、森を切り開く人間たちとの諍い……と、設定も物語も大きく重なっている。
 トム・ムーアは好きな映画として「となりのトトロ」と「もののけ姫」を挙げており、その影響を強く受けているのを感じる。

 これまでのトム・ムーアのアニメは2次元の平面的な作りで、正に「動く絵本」と言う趣だったが、本作では、3DCGを導入。奥行きのある世界観を構築、その中で、オオカミとなった少女が躍動感に溢れる動きを見せるのだ。
 これまでの切り絵アニメ上の作風を変え、正に命を吹き込まれた森とオオカミたち……このアニメーションには心震える思い。素晴らしい出来。
 しかも、人間の住む町は敢えて平面的に描かれ、命に満ちた森との対比を見せるのもいい。
 また、前2作と同様、ケルトの伝統的美術を取り入れたビジュアル、手書きの味を活かしたアニメは、CGを取り入れても変わらない。

 物語は、勧善懲悪の作りでありながら、それでいて、深読みも出来る、子供から大人まで楽しめるものと思う。
 ラストはいささか楽観的なものだが、これは「もののけ姫」とてそうだった、と考えると欠点とまでは言えないだろう。
 トム・ムーアのケルト三部作は、この三作目に至って、伝統美術に立脚した芸術性だけでなく、高いエンターテイメント性も備えた素晴らしいアニメーション映画となったと思う。


 明日、土曜は、川崎チネチッタで、
 「おらおらでひとりいぐも」
 その後、109シネマズ川崎で、
 「ジオラマボーイ・パノラマガール」

 日曜、J&Bで1週限定公開の、
 「誰がハマーショルドを殺したか?」

 で、水曜に、Kinoシネマみなとみらいで、
 「PLAY 25年分のラストシーン」
 と、こんなもんでどだ。

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