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2020年07月09日00:36

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水曜は……

 水曜日、定時日だけど、少し会社に居残りイオンシネマ海老名で、20:05からの「MOTHER」を観よう、と思っていたのだけど、上司に帰れ、と言われる……まぁ、せっかくなので帰るけど……時間は18:00、海老名までは25分、ちょっと早い。
 そう言う訳で、今日も先週に引き続き、イオンシネマ座間に行く。

 夕食は「シェーキーズ」……ここなら、120分食べ放題、逆に言えば120分居ても文句を言われない、と、時間調整をするが、結果として、ついつい食べ過ぎる。いかんなぁ。

 さて、今日の映画は、
 「MOTHER マザー」。
 これは、大森立嗣監督が、実在の殺人事件に着想を得て作り上げたドラマ。
 主演は長澤まさみ、その息子役を本作が映画初出演となる奥平大兼が演じている。
 企画は、河村光庸で、「新聞記者」に続き、問題作を次々にぶっ込んで来る辺り、乗りに乗ってる感じ。

 男たちとゆきずりの関係を持ち、仕事もせず、親兄弟に金をせびってはその場しのぎの生活を送るシングルマザーの秋子。そんな母の歪んだ愛に、必死に応えようとする息子・周平。
 やがて身内からも絶縁された母子は、社会から孤立して……

 これは何とも胸くそ悪くなる映画。
 演じる長澤まさみ自体、最後まで秋子を理解出来なかったそうで、よくもまぁこんな仕事を受けたもの。
 映画は最初っから最後まで、人の道を踏み外した秋子の非道の人生を描いて行く……それでも尚、子供と言うのは母を愛してしまうものなのか……それは、秋子が子供たちを愛さず、ただ所有し、支配するだけの人間である事が判る終盤になって、なんともやるせない思いにさせられる。

 長澤まさみは、これまでにない汚れ役で……でもまぁ、ここまでやるなら脱いでおくべきではなかったか、と思う。
 そして、後半では特殊メイクでもいい、その美貌の衰えを見せるべきではなかったか――それが、最後の凶行を決意するきっかけになったのではないだろうか?
 いずれにしても、長澤まさみのキャリアの中で特筆される1本になるだろう。
 ラストシーンの「好きだ」の言葉に死んだような目の奥が輝く一瞬を見せた芝居が心に残る。

 それにしても、この映画、観ていたのは自分ひとり。
 映画館としても、レイトショーを観ていたのは9スクリーンもあるのに5人程……大丈夫か、ここ?
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