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2020年07月06日00:16

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水曜は……

 水曜は、定時で会社を上がり、先日、オープンしたイオンシネマ座間へ。
 クルマで30分程度で行ける距離なのだが……変な所で渋滞し、1時間ほどかかってしまう。
 駐車場も何カ所もあって出入りもよく判らなかったが……結果としては正解に近い場所に止められたみたい。

 映画の前に豚丼で腹ごしらえ。
 フォト

 その後、今日の映画は、
 「悪の偶像」。
 これは、「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」のイ・スジン監督によるサスペンス。
 「シュリ」のハン・ソッキュと「オアシス」のソル・ギョングのW主演で、物語の鍵を握る異色のヒロインを、「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」を主演したチョン・ウヒが演じる。

 市議会議員のク・ミョンフェは清廉なイメージで人気が高く、次の知事選への出馬を目論んでいた。
 だが、ミョンフェの息子ヨハンが飲酒運転した上に人を轢き、事故を隠蔽する為、死体を持ち帰っていた。ミョンフェは、苦悩の末に、死体遺棄の罪を免れるため遺体を事故現場に戻し、ひき逃げ犯としてヨハンを自首させることに。
 だが、ミョンフェは、事故の後も被害者の男性は息があり、ミョンフェの妻が隠蔽の為、殺していた事を知る。しかも、被害者の妻は、事故直後から行方をくらませていた。
 これが明るみに出れば、ミョンフェの政治生命も絶たれてしまう。ミョンフェは探偵を雇い、事故現場に居合わせていた被害者の妻、リョナの捜索を開始するが……

 この映画、冒頭の交通事故を隠蔽のドタバタはもたつくものの、中盤以降はなかなか面白い。
 それでも、抜群にいい、とは言えないのが、登場人物の行動の動機が不明、意図もよく判らない部分が散見されること。ミステリーとしては、落第とさえ言えそうだが、この映画の描こうとするのはそんなものではない。
 この映画が描くのは様々な「悪」の形……野放図な行動、責任の放棄、盲目的な愛情……など、理由は様々だが、人は如何にして良心を殺して悪へと走るのかだが、そんな様々な悪の形を登場人物に託して描いて行く中盤以降には見応えがあり、その中で、本来清廉な人物であるミョンフェもまた悪人となっていくのだ。
 そして、そんな人々の中で、正に動物的な自己保全の為だけに、傷つけ、殺すと言うリョナを配置する辺りも巧みだろう。
 前述したように、本作をミステリーやサスペンス映画として観ると残念に感じるかもしれないが、「悪」に染まる人間の心を描いたドラマとしては見応えがあった。
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